
「保健医療学部」では、卒業時に以下の国家試験受験資格を取得できます。
人々の健康を守る「はり師・きゅう師(鍼灸師)」「理学療法士」「看護師、保健師」とはどんな仕事なのか。
それぞれの魅力ある仕事をご紹介します。

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森ノ宮医療大学共通教育部門では、医療人として必要な医学的基礎知識と科学的思考へのアクセスを学び、論理性に基づいた問題解決能力を身につける教育を展開しています。高度な専門知識とさまざまな資格を有する教員が、学生の主体的な学習をサポートし、医療現場での実践力の基礎となる知識・科学的思考・幅広い教養を習得させることをめざしています。
共通教育部門では「共通のことば」を学びます。「共通のことば」は、科学に基づいています。「共通のことば」は医療の中の異なる医療資格・異なる専門分野でのコミュニケーションを可能とし、チーム医療実践へ繋げることができます。
- 人体の構造
- 医療従事者として将来必要とされる人体の構造について、筋骨格系、循環系、内臓系、脳・神経系の基本的な構造を、機能との関連をふまえながら学習します。人体の構造に関する知識は、医学の基礎となるので、とても重要です。
- 人体の機能
- 人体の構造で学習する健康な人の形には、正しい働き(機能)があります。形が崩れると働きも悪くなり、病気になります。ここでは、細胞レベルから、神経系の機能や呼吸、循環などの内臓機能を学習し、多様に見える人体の機能に共通の考え方があることを理解できるように学習します。
- 人体の構造実習
- 人体の構造と機能の知識に基づいて、人体を構成する器官・臓器の正常な組織構造について、主に光学顕微鏡観察を通じて、より深く学習します。細胞レベルから、器官・臓器のレベルにいたるまで、いかなる「形態」を有し、それがいかに「機能」を発揮するかを理解します。
- 運動生理学
- 長期にわたる身体トレーニングや運動負荷によって生じる生体諸機能の変化、すなわち「運動適応現象」のメカニズムに対する理解を深めます。運動が健康づくりや生活習慣病の予防に役立つ科学的根拠を学習し、スポーツ選手の運動生理機能の向上や呼吸 ・ 循環器疾患における運動不能の原因 ・ 症状を「心肺運動負荷試験」により鑑別できる意義を説明できるようにします。
- 内科学
- 医療の基礎であり、医療人として必要不可欠な内科学について学習し、医療の現場で応用できるようにします。診断学・症候学・また各種疾患について学習し、病態・治療を合理的に理解・説明できるようにします。また日進月歩である最先端医療についても触れ、医学の素晴らしさを感じとれるような学習を行います。
- 英語
- 日常生活で必要とされる英語の読解力、リスニング力を身につけることを目標にしています。基本的な文法を再学習し、さまざまな分野の英文を多読し、また、英語の背景にある異文化を理解するには多くの知識が必要なことを学習します。さらに医療現場で役に立つ医学英語を学び、医学情報にアクセスする手段としての英語力も身につけます。
- 統合医療概論
- 現代医学と伝統医学を理解し、患者さんをケアすることをめざす統合医療の概念や定義、従来の医療との違い、現代における統合医療の必要性を学びます。現代医科学や科学的根拠の観点からみた問題点を指摘し、現代の医療が統合医療として向かうべき方向性について考えます。
- 東洋思想史
- 古代より中国人は、人体に多大な興味を持ち、さまざまなことを試みてきました。その中で生まれてきたのが中国思想です。本講義では、東洋医学の背景にある文化、特に思想について深く理解し、その思想と中国医学がどのように影響を及ぼし合ったのかについて学びます。
- チーム医療とリスクマネージメント
- 異なる専門領域の人々がチームを組み、包括医療を行うチーム医療における、各人の役割・機能・責務の理解、相互連携のあり方について考えることを目的としています。また、医療現場で発生するアクシデント事例を分析し、リスクマネージメントの重要性を学びます。
- 医療コミュニケーション論
- 医療の場におけるコミュニケーションは、ケアのプロセスとして患者さんに影響を与えるだけでなく、多職種から構成される医療チームの協働においても影響を及ぼします。本講義では、体験を通して医療コミュニケーションの現状や問題点、解決方法を学びます。
- 最新医療セミナー
- 世界的に統合医療が求められる時代になり、あらゆる意味でこれまでの医療のあり方に進化が求められています。本講義では、基礎医学一般、臨床医学一般、鍼灸学、理学療法学、看護学に関する最新情報を学習します。年15回のオムニバス形式(教員が交替で行うリレー式)の講義です。
※この他にも、以下の3学科共通の科目があります。 運動生理機能学演習/鍼灸のための理学療法学・看護学/理学療法のための看護学・鍼灸学/
看護のための鍼灸学・理学療法学

私の専門領域は運動生理学です。主に運動時の呼吸・循環系応答の振る舞いやトレーニングによる身体の適応変化の法則性を解き明かす研究を行っています。例えば一般人が非常に激しい運動を行うととたんに心拍数や呼吸数が増し運動継続が不可能となりますが、スポーツ選手は同じ運動を楽に持続することができます。一方で、呼吸・循環器に疾患を有する患者さんは階段の昇り降りでも息ぎれし、運動の継続が困難になります。私は、このような時の生体内メカニズムを研究することで、アスリートの効果的トレーニング法の開発や、呼吸循環器疾患の病態メカニズムの解明に役立てたいと考えています。
今後、医療資格を有し、健康や運動、スポーツ科学に関する高い専門知識を持ち、適切な運動指導ができる人材への需要は急増すると考えられます。私の講義ではそうした能力の基盤となる運動生理学を理解し、そこで得た知識を実際の指導に役立てる力の習得をめざします。受験生のみなさん、今を乗り越えることに全力を傾け、自分を信じて頑張ってください。 宮本 忠吉 [一般教養系 教授]

講義では、「人体の構造Ⅱ」を担当しています。身体(特に内臓と脈管系)が持つ形と仕組みとのかかわりを、日常生活や臨床事項と関連づけて、できるだけ印象に残るようにお話ししています。
研究では、神経解剖学というツールを用い、日常生活でのさまざまな無意識の活動がどのような仕組みで起こっているのかを調べています。神経解剖学と聞くととてもむずかしく感じるかもしれませんが、生物の体内で起こっていることを可視化するツールとしては非常に面白いもの。自分の仮説が正しいかどうかを自分が立案した実験計画で確認していくステップは、地味で根気が必要で、ときには不安もありますが、その反面楽しく充実しています。
よく言われることですが、大学生活の4年間は長いようで短いものです。自分の興味、将来の職業、親や先生のアドバイスなど考える要素はたくさんありますが、最終的には自分で進路を決定し、自分の道を歩むよう心がけてください。 森谷 正之 [基礎医学系 教授]

- 医療資格はさまざまであっても、基礎的な医学知識は医療人に共通です。基礎的な医学知識をわかりやすく確実に理解することができ、実践力の基礎となります。

- 医療現場で責任を持ったケア・治療をするには、科学的根拠に基づいた思考が大切です。一人よがりになったり、思い込みで行動したりすることのないよう論理的思考を身につけます。

- 医学以外のさまざまな分野の知識にふれることで、豊かな人間性と柔軟な思考が育まれます。それが相手の気持ちや考え方を理解する助けとなり、コミュニケーション能力の向上に繋がります。
近年、先進国における医学の発展や疾病構造の変化、健康に対する意識の変容などに伴い、保健医療学はこれまでのような「現代西洋医療か代替・伝統医療か」「健康増進か健康回復か」といった二者択一ではなく、健康に関わるすべてのフェーズと医療体系を包含する広範囲を扱う学問体系となる必要性が生じてきています。
つまり、健康増進あるいは健康回復の領域で社会のニーズを科学的に分析し、EBM(Evidence-Based Medicine … 科学的根拠に基づく医療)のみならず統合医療の概念をも理解した上で自身の医療資格をもって可能なケア方針を策定できる優れた人材が求められます。
本学大学院保健医療学研究科修士課程保健医療学専攻では、医療関連施設や健康増進施設において指導的役割を果たすことができる高度な医療専門職業人の養成を主目的としながら、教育研究機関に職を得た場合にも十分その能力が発揮できる基本的教育研究能力を兼ね備えた人材を養成していきます。


*EBM(Evidence-Based Medicine)…科学的根拠に基づく医療








