鍼灸学科

メッセージ

教員メッセージ

山下 仁 [大学院保健医療学研究科長・鍼灸学科長・教授]

人が持つ未知の治癒力にふれる古くも新しい鍼灸の世界。 東洋で生まれた鍼灸は、近年、欧米の先進国でも盛んに行われるようになっています。それに伴い、鍼灸を現代科学の目で明らかにする必要性が出てきました。私が取り組んでいるのは、鍼灸の安全性と有効性に関する科学的データを収集・整理し、今後いかなる方法論を用いて検証すべきかを探索することです。安全で魅力的な治療法として、学生、国民、そして医療行政に理解してもらえるような、信頼性あるデータベースの構築をめざしています。医療や科学の常識はつねに変化します。伝統医学の世界は、人間の未知の治癒力やエネルギーに再び光を当てるきっかけを与えてくれます。既存の考え方にとらわれない発想で、古くて新しい鍼灸の世界を深く掘り下げてみませんか。

山下 仁 [大学院保健医療学研究科長・鍼灸学科長・教授]
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努力は決して自分を裏切らないことを忘れないで。 開業権が認められた数少ない医療系の業種である鍼灸師。鍼の太さは、注射針の1/10程度で、灸の大きさは米粒程度。しかし、鍼灸治療は長年腰痛で苦しんでいた患者さんを楽にしたり月経不順を改善したり、時として患者さんの人生を変える力があります。私の担当する鍼実技では、基本操作から高等な技術までを練習し、経穴(つぼ)に関する教科では全身に361ある経穴の名前や取穴部位、筋肉、血管、神経を学びます。実際に経穴深部の構造をイメージすることが、安全な治療に繋がります。苦しむ人を助けたいという気持ちと謙虚さを持ち、努力を惜しまず自分を磨いてください。努力は人を裏切らないことを忘れずに、患者さんに愛され、感謝される鍼灸師を私と一緒にめざしましょう。

尾﨑 朋文 [鍼灸学科 准教授]
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在校生インタビュー

渡邉 夏希 さん 鍼灸学科 3年 [大阪府・刀根山高校出身] 渡邉 夏希 さん 鍼灸学科 3年
[大阪府・刀根山高校出身]

鍼灸の存在を知ったのは、森ノ宮医療大学のパンフレットがきっかけです。スポーツトレーナーになる道として鍼灸師があることを知り、他の医療分野から一転、鍼灸学科への進学を選びました。1、2年生の頃は内科学や病理学など座学を中心に学んでいましたが、3年生の今は大学附属の「はり・きゅうコスモス治療院」で実習に励む毎日。時には1日中白衣を着て、患者さんの誘導や血圧測定、問診を行うこともあります。患者さんにふれる時はとても緊張しますが、大学の先生がついてくださるので安心です。最近興味のある美容鍼灸などさまざまな可能性を模索しながら、メンタル的にも心地良くできる鍼灸師になりたいと思います。

2011年時間割表・前期(4~8月)3年次
  MON TUE WED THU FRI
1   情報処理 鍼灸診断
治療学Ⅳ
保健医療
研究法
附属施術所
基礎実習
2   鍼灸症候学 特殊鍼灸
治療学
 
3 リハビリテーション 総論 鍼灸診断
治療学Ⅲ
鍼灸診断
治療学Ⅱ
疾病の病因と
病態各論
国家試験対策
[6-7月]
4   リスク
マネージメント論
[6-7月]
応用鍼灸
治療学
統合医療学
[4-5月]
国家試験
対策
[4-5月]
外科学
[6-7月]
5 スポーツ
鍼灸学総論
   

※旧カリキュラム。2011年度入学生よりカリキュラムを変更しています。

授業の合間は友達と1階のキャナルクラブに集まっておしゃべりしています。とても仲が良いクラスなので、放課後や休日にはBBQや女子会も。その他、ダンスサークルで汗を流したり、カフェでアルバイトに励んだり。1年生の時は、鍼灸整骨院で診療助手としてマッサージの施術をするアルバイトもしていました。

卒業生メッセージ

長尾 敏寛 さん[鍼灸学科 2010年度卒業]/ 中嶋指圧鍼灸院 長尾 敏寛 さん[鍼灸学科 2010年度卒業]/ 中嶋指圧鍼灸院

傷病や後遺症に苦しむ患者さんの潜在能力を見極めて、少しでも引き出したい。まずはそのために、自分の潜在能力を高めています。 奈良の特別養護老人ホーム「橿原の郷」をはじめ、大阪・兵庫・奈良の施設などへ往療しています。まだ手探りの状態ですが、「とにかく触ってこい」という院長の言葉に励まされ、怯むことなく患者さんと向き合っています。大学4年生の頃、鍼の効果が実感できず、将来の方向性について悩んだことがありました。そんな時、教授の紹介で院長を訪ねてみると、指と鍼だけを使い、脳梗塞の後遺症で麻痺や拘縮がある手足をみるみるうちに動かせていました。大学3年間、介護施設でアルバイトをしていたのですが、「もし自分に同じ技術があったなら」と強く憧れを抱きました。今はまだ患者さんに身体を貸してもらい、試行錯誤しながら指先の感覚を磨くことの繰り返し。しかしいつか、患者さんの残された潜在能力を正確に見極め、それを引き出せるようになって、一人でも多くの方に立ってもらいたい。歩いてもらいたい。そんな大きな目標へ向かって邁進しています。

4年間の学び
1年次 絶対に1番になるぞという意気込みで入学。前期の生理学の試験で再々試験までいき、勉強のやり方に悩まされました。
2年次 勉強のやり方を掴みかけ、1年生から始めた介護施設でのアルバイトも本格的に。勉強との両立に力を注ぎました。
3年次 実習が本格的にスタート。専門分野の学びも増え、どんな鍼灸師になり、どんな所で働きたいかを深く考えるきっかけに。
4年次 国家試験の重圧から、どれだけ勉強しても不安な時期と、強気で全く勉強しない時期が前日まで交互にやってきました。

田島 里美 さん [鍼灸学科 2010年度卒業]/医療法人社団 英ウィメンズクリニック 田島 里美 さん [鍼灸学科 2010年度卒業]/医療法人社団 英ウィメンズクリニック

患者さんの思いを誠実に受け止めたい。不妊治療に特化したクリニックで、医療人としてのノウハウを学んでいます。 不妊治療に特化した医療法人社団「英ウィメンズクリニック」で働いています。患者さんは主に、20代から50代まで、妊娠したいと願う幅広い年齢層の女性たち。私は統合医療の一貫として「レーザー治療」を担当し、刺激の弱いレーザー照射を個室で1人30分程度行っています。不妊はとても繊細な悩みですから、誠実な対応と細やかな気配り、そして治療内容や薬に関する知識が欠かせません。最初に見学として立ち会った時は、緊迫した空気を感じて本当に私にもできるのだろうかと不安になりました。当クリニックにおいて、統合医療はカウンセリングの要素も含んでいます。上手な対応はまだできませんが、会話の内容を書きとめたり、鍼灸の知識をお伝えしたり、少しでもリラックスしてもらえる空間づくりを心がけています。そしていつかレーザーと鍼灸の両面から患者さんを癒せる鍼灸師へと成長していきたいです。

4年間の学び
1年次 先生の話している内容がほとんどわからず、授業の難易度の高さに驚きました。再試験も4年間で1番多いと思います。
2年次 鍼灸アメリカ研修に参加。インターン制度など学びの環境が充実しており、学生が施術していることに驚きました。
3年次 ゼミが始まり、論文の書き方などを学習。学外見学実習ではペインクリニックで現場の仕事にふれることができました。
4年次 全日本鍼灸学会での学生発表や卒業論文、国家試験や就職活動のほか、自動車教習所にも通い、充実した1年でした。

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