リハビリテーションのための超音波エコーワークショップ
この度、森ノ宮医療大学卒後教育センターはrehabilitative ultrasound
imaging(RUSI)を広めるべく、臨床現場の理学療法士、作業療法士などのリハビリテーションの職種を対象にしたワークショップを開催します。
近年の超音波画像診断装置(US)は高画質化、優れた時間・空間分解能から臨床現場で用いられることが多くなりました。欧米では、2006年からUSをリハビリテーションの評価や治療に用いることをRUSIと呼び、特に体幹筋に対するUSを用いた評価やバイオフィードバックの有効性は報告されております。我が国におけるリハビリテーション領域でのUSの現状は、注目を集めています。
そこでRUSIのワークショップとして、(1)USの特徴と使用方法、(2)RUSIの最新の報告、(3)運動器のUSの診方についてのワークショップを実施したいと考えています。従来の整形外科領域でのUSは主に関節およびその近傍を対象としていました。しかしリハビリテーションでは筋や筋膜などの組織を広く診られる必要があります。そのような観点から、リハビリテーションに関わるセラピストに特化したUSのセミナーの必要性があると考えています。
森ノ宮適塾研修会募集
[理学療法部門]
第12回研修会「変形性膝関節症の保存療法Up date」
2023年3月26日(日)10:00~15:30
第12回森ノ宮適塾研修会を開催します。
今回のテーマは「変形性膝関節症の保存療法Up date」です。運動器理学療法アップデート講座の一部になっています!
近年、変形性膝関節症の保存療法は医師による注射療法に変化が出ており、ますます医師と理学療法士が連携した臨床実践が求められます。その際に理学療法士の役割はどう変化するのでしょうか? 変形性膝関節症の病態を考えながら医師とPTが何をすべきか実例を交えて議論したいと思います。
さらに午後からは広島大学大学院医系科学研究科生体運動・動作解析学の石井陽介先生をお招きして、内側半月板逸脱の最新研究についてお話いただきます。超音波を膝に固定して、歩行中の内側半月板の動きを分析した研究は秀逸だと感じています。石井先生は理学療法士として変形性膝関節症の病態の一つとして注目される内側半月板の逸脱にどう挑んでいらっしゃるのでしょうか?
最後には、森ノ宮医療大学大阪ベイクリニックの宮下敏則先生に「ここまでわかる!慣性センサーで行う歩行分析」と題した講演を行ってもらいます。慣性センサーはスマホに入っているセンサーで主に加速度や回転角度などのデータが収集できます。歩行分析といえば、大掛かりな機器が必要で、時間もかかるため、臨床現場で実施するのは無理と思っている方にこそ聞いてほしい内容です。なお、当日お話しいただく内容は、この春プレ万博として実施されるMirai Expoにも出展予定です。
盛りだくさんの内容を1日に詰め込みました。
コロナ禍になり、多くの卒業生やお世話になっている先生方とお会いする機会が減ってしまいましたが、この機会にぜひご参加ください。
研究支援講座募集
[理学療法部門]
coming soon