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なぜ医療大学で教養を学ぶのか?「日本国憲法」編


「教養」


そこそこよく耳にする言葉だ。
だけど教養って結局何のこと?と聞かれると答えるのが難しい。
なぜ大学で教養を勉強するの?何の役に立つの?と聞かれるともっと答えるのが難しい。

そんな人も多いのではないでしょうか?



実は「教養とは何か?」については、私なりには答えがあって、それは、



『目にはっきりとは見えないけれども、その人を形作るもの【人格・品性・知識・文化に対する造詣・物事に対する理解力・創造力・人生観など】の総体』


だと思っています。(2015年8月のブログを読んでみてね)

そういうわけで(教養はやはり大事なので)、本学にも「教養科目」という科目群があるわけです。





そこで今回は、本学の教養科目のひとつ「日本国憲法」をとりあげて話をしたいと思います。



さて、なぜ医療大学で日本国憲法なのか?
ただでさえカリキュラムが詰まっている医療大学で、なぜ、わざわざ、日本国憲法を教養科目に入れているのか?
看護師や理学療法士をめざしている学生に日本国憲法の授業をする意味がどこにあるのか?
みなさん理由が分かりますか?

ちなみにここから話す内容は私の解釈(理解)であって、どこかで定義されたものではありません。あしからずご了解ください。





なぜ、「日本国憲法」が「教養」であり、それを医療大学で学ぶのか?

それは、「憲法」とは「その国そのもの」であるからです。
その国の人がその国のことを知っているかどうか、は当然「教養」と呼ばれるものになります。例えば日本人であれば、日本のことを知っているかどうか、は「教養」です。アメリカ人が自国アメリカのことを知らなければ、「教養のない人」を見なされます。つまり日本国憲法を学ぶということは教養を身につけることであり、日本そのものを学ぶこととイコールです。



思い違いをしている人も多いと思いますが(私もつい最近までそうでした)、憲法は単に「人々が守るべき約束事が書いてあるもの」ではけっしてありません。




憲法とは

「その国の在り方(歴史・風俗・伝統・文化などに則った国のアイデンティティ)を明文化したもの」

です。



その国がどういう価値観を大切にしてきたのか、どのような変遷を経てきたのか、そのような歴史的背景の積み重ねを改めて文字として起こし、その国の在り方として広く周知させるもの、それが「憲法」ではないでしょうか。


だから本学では「一般教養」科目として「憲法」を学びますし、看護師でも理学療法士でも自分の国のことを知っていることはとても大事だと考えているわけです。
ここに「憲法」を学ぶ意義があります。



(とはいうものの、果たして今の日本国憲法が「日本の在り方」を伝えているかどうかは甚だ疑問ですね。古事記や日本書紀、万葉集などの時代からの歴史や、民族の伝統が反映されているかと言われると、NOと言わざるを得ません。それでも、まずは学ぶことで興味を持つ、ということに意味があると思いたいものです)



というわけで、みなさん、大学生になったらぜひ積極的に「教養科目」を履修してみてください!

(以前、このブログで一般教養科目の「統計学」も紹介しています。こちらもぜひ読んでみてください!)





S.I

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