第133回大学院学術セミナーを開催しました
(講師:診療放射線学科 山本 浩一教授、今井 信也教授)
2025年12月29日(月)森ノ宮医療大学
12月18日、第133回目となる「大学院学術セミナー」を開催しました。このセミナーは、教員や外部講師による学科・専門分野の垣根を越えた講演により、異なる研究分野についての知識や理解を深め、学内での新たな共同研究を発掘する等、学内における研究の促進・活性化を目的として開催しています。
今回は、科研費の助成を受けて実施された研究において、2025年中に掲載された論文の筆頭著者である、2名の先生にそれぞれの論文成果をご講演いただきました。
■Prevention of Osteoporosis in SAMP6 Mice by Rikkunshi-To: Japanese Kampo Medicine
(漢方薬 六君子湯の骨粗鬆症予防効果の確認(SAMP6マウスによる検討))
診療放射線学科 山本 浩一 教授
本講演では、自発的に骨粗鬆症を引き起こす老化促進マウス(SAMP6マウス)を用いて、若年時から大腿骨エックス線画像と第4腰椎CT画像を継続的に1週間毎取得し、加齢とともに変化する骨質の状況を追跡評価した研究が報告されました。
若年時から漢方薬 六君子湯を配合している餌を摂取させておくと、この骨質の減少を抑制できることを見いだし、これにより六君子湯の投与により骨密度の低下が防がれる可能性が示され、ヒトの骨粗鬆症予防への応用が期待されています。
若年時から漢方薬 六君子湯を配合している餌を摂取させておくと、この骨質の減少を抑制できることを見いだし、これにより六君子湯の投与により骨密度の低下が防がれる可能性が示され、ヒトの骨粗鬆症予防への応用が期待されています。
■Evaluation of factors influencing eye lens radiation dose while using radiation protection glasses in interventional radiology: A phantom study
(IVRで水晶体被ばく線量に影響を与える放射線防護メガネの要因:ファントム研究)
診療放射線学科 今井 信也 教授
本講演では、IR施行時に着用する放射線防護メガネの水晶体被ばく防護に関する研究が報告されました。市販される9種類のメガネを使用して鉛当量およびレンズ面積や、メガネと皮膚との隙間面積を物理的評価により解明し、今後のより効果的な放射線防護メガネの開発に役立つ知見が示されました。
それぞれの講演後は、参加者より質問が寄せられ、質疑応答が行われました。本学では、今後も学内の研究活動の発展に寄与するセミナーを開催してまいります。