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学生の体験談

他の職種の人はどのようなところを見ているのか。
自分の職種は、この状況で何をするべきなのか。
「チーム医療」の考え方は理解していても、いざ症例を前に、
他の学科の学生たちと意見を交換するときには、
経験を通じてしか得られない気づきや学びがあります。
主張、戸惑い、葛藤、思索。さまざまな感覚と直面し、
すべてが学びになる、ケースカンファレンス。
臨床の現場に通じるチーム医療の第一歩を、
学内で経験できる貴重な学修機会です。

INTERVIEW

“チーム医療”の実践力を養う症例検討会(ケースカンファレンス)を実践!

疼痛患者とそのご家族の支援

30歳で関節リウマチを発症し、薬物治療を継続(短大卒業後デパートで販売員を務め、結婚・出産後もパートで働くも、関節の悪化で退職)。現在は足趾(足の指)の変形と疼痛で歩行困難、頸部の運動障害と痛みあり。手関節も腫れと痛みが増し、家事が困難に。入院し、非ステロイド系消炎鎮痛剤を使用しているが胃に負担があり、ステロイドへの不安から使用を控えることもある。娘は「外出できなくなって落ち込んでいるので、明るい母に戻ってほしい」と話す。

症例テーマ例

患者59歳 女性 専業主婦

主訴疼痛の増悪によるADL低下

入院時 身体所見・検査所見
身長146cm、ドライウェイト42kg、血圧150/95mmHg、脈拍80/分 整、骨密度:YAM 76%

既往歴特記事項なし

嗜好品喫煙・飲酒ともになし

活動歩行障害(室内歩行歩行器使用にて監視レベル)

家族構成
夫(63歳)息子(25歳)、娘(20歳)

本人の意向家の事が気になるので早く退院したいが、家庭復帰できるか不安。
「家族と出かけたりしていた昔が懐かしい。
もう楽しいことがない」と話す。

各分野から見るTEAM APPROACH

患者さんは何を求めているのか。
それぞれの想いを胸に、カンファレンスに臨む。

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