障害支援研究チーム Disability and health research laboratory

その方の持つ障害をどう支援するか

様々な障害を持つ方(身体障害、精神障害、発達障害、老年期障害など)の望んでいる、あるいは必要としている生活の獲得に向けて、その方の持つ障害を評価し、原因を明らかにし、問題を解決する手立てを考えます。そのために障害を評価するための評価法作成や、原因を明らかにするための基礎研究、問題を解決するための支援方法を開発していきます。

研究テーマ

以下の3つの重点的研究プロジェクトを進行しています。

クライアント中心(top-down アプローチ)

その方にとって重要な作業を明らかにし、観察評価によって作業遂行分析を行い必要な機能検査を行い、支援計画を立てます。新たな観察評価もクライエント中心の考え方をもとに開発していきます。

人-環境-作業からどのように作業遂行できるかを考える

その方がどんな身体機能、精神機能を持ちどんな価値観をもって生きているかを前提に、その方の希望する作業は何か、作業の目的は何かなどを考え、そのための物理的環境や人的環境を相互に考えあわせ、どのように作業遂行ができるのか、どうすれば作業遂行できるのかを考えていきます。

習得的・回復的・代償的・教育的な視点から支援方法を考え、開発する

アプローチ方法、支援方法を4つの視点で考えます。回復的とは心身機能を向上させる、習得的とは新たな方法を学習する、代償的とは道具を使い生活をしやすくする、教育的とはその人を含む周りの人への障害に対する教育を行うことです。クライエントの問題点と強みを分析しどのような支援を行うかを考え、その方法を開発していきます。

主たる研究業績

  1. 東泰弘、高畑進一、兼田敏克、中岡和代、石原充:古典的テスト理論による日本版ADL-focused Occupation-based Neurobehavioral Evaluation (A-ONE)の信頼性と妥当性の検討、作業療法40(2), 214-224, 2021
  2. 東泰弘:脳卒中患者におけるトイレ動作の評価法について、BIO Clinica 35(14), 40-43, 2020
  3. 東泰弘、松原麻子:脳画像情報を作業療法に活かす 最新のADL評価、作業療法ジャーナル(2), 146-152, 2020
  4. Yasuhiro Higashi, Shinichi Takabatake, Asako Matsubara, Koji Nishikawa, Hiroto Shigeta, Guðrún Árnadóttir: Reliability and validity of the Japanese version of the ADL-focused Occupation-based Neurobehavioural Evaluation (A-ONE J): Applying Rasch analysis methods. Hong Kong Journal of Occupational Therapy, 32(1), 32-40, 2019
  5. Ogawa Y, Fukuhara K., Tanaka H, Nagata Y, Ishimaru D, Urakawa M, & Nishikawa T: Insight Into Illness and Psychological Defense Attitudes in People With Chronic Schizophrenia Using Markova's Insight Scale. The Journal of Nervous and Mental Disease ,209(12),pp.879-883