統合医療エビデンス
研究チーム
Integrative medicine research laboratory

インクルーシブな発想と手法で根拠に基づく統合医療をめざす

鍼灸やアロマセラピーなど統合医療で用いられる医療技術の根拠を基礎研究・臨床研究の両面から明らかにしていきます。基礎研究班は鍼灸や植物精油がさまざまな病態に及ぼす効果について、細胞や分子レベルでの根拠を示すべく研究を行っています。臨床研究班では玉石混淆とされる統合医療の構成要素であるさまざまな治療法のうち、エビデンスが有望とされる手法に関する臨床研究の質を評価し、信頼できるエビデンスの抽出と検証を行います。

統合医療 基礎・分子・臨床・疫学

研究班の紹介

統合医療エビデンス研究チームでは、基礎研究班と基礎研究班の2つの班がそれぞれのプロジェクトについて研究を行っています。

基礎研究班

現在皮膚疾患に対して鍼灸刺激や植物精油が生体内の細胞や分子に与える影響について、組織学的手法や分子生物学的手法をもちいて検討しています。

植物精油で皮膚炎が抑制

臨床研究班

中国で発祥した鍼灸治療は今では欧米でも医療や研究で注目されています。現代の医療に統合され活用できるエビデンスがあるのか、ランダム化比較試験およびシステマティック・レビューの手法を用いて検証しています。

主たる研究業績

  1. Mori HM, Kawanami H, Kawahata H, Aoki M. Wound healing potential of lavender oil by acceleration of granulation and wound contraction through induction of TGF-β in a rat model. BMC Complement Altern Med. 2016 16:144
  2. Kawanami H, Kawahata M, Mori HM, Aoki M. Moxibustion Promotes Formation of Granulation in Wound Healing Process through Induction of Transforming Growth Factor-β in Rats. Chin J Integr Med. 2020 26(1):26-32
  3. Masuyama S, Yamashita H, Tsukayama H. Clinical trials on acupuncture in Japan. J Kampo Acupunct Integr Med. 2010;1(Special Edition):10-15.
  4. 山下仁, 藤村佳奈, 増山祥子, 大川祐世. 機能性表示食品の機能性の科学的根拠に関する質の評価. 日本統合医療学会誌. 2018; 11(3):320-326.
  5. 久保晏奈, 大川祐世, 増山祥子, 山下仁. 慢性腰痛と片頭痛に対する鍼治療における臨床的経穴特異性:システマティック・レビューおよびメタアナリシス. 日本統合医療学会誌. 2021; 14(1):32-44.
  6. Okawa Y, Yamashita H, Masuyama S, Fukazawa Y, Wakayama I. Quality assessment of Japanese clinical practice guidelines including recommendations for acupuncture. Integr Med Res. 2022 (in press).