研究紹介 Research

2025/09/27

第132回大学院学術セミナーを開催しました(講師:MINCL工藤慎太郎所長)

9月18日、本学コスモホールにて、第132回目となる「大学院学術セミナー」を開催しました。このセミナーは教員や外部講師による学科・専門分野の垣根を越えた講演により、異なる研究分野についての知識や理解を深め、学内での新たな共同研究を発掘する等、学内における研究の促進・活性化を目的として開催しています。
 
今回は、2024年度 学長奨励研究費(発展的研究体制構築型)の支援を受けた研究の成果について、MINCL(インクルーシブ医科学研究所)の工藤慎太郎所長より「ロコモティブシンドロームの予防への挑戦 ~関節周囲構造と固有受容感覚の interaction に注目して~」をテーマに講演いただきました。
 
MINCL運動療法エビデンス研究チームでは、「最期まで自分の足で歩ける未来へ」を目標に運動療法のエビデンスを形成するべく研究を進めています。この講演では、足の関節周囲構造、そして固有受容感覚に着目した研究についてお話いただきました。さらに、研究成果の一部を大阪・関西万博2025の大阪ヘルスケアパビリオン リボーンステージで発表を行ったことも報告されました。また、講演後は参加者より質問が寄せられ、質疑応答が行われました。
 
本学では今後も、学内の研究活動の発展に寄与するセミナーを開催してまいります。

(参考)学長奨励研究プロジェクトとは…

学長奨励研究プロジェクトは、若手研究者育成や全学的な研究力の向上、様々な分野の研究者の協働による新たなかつ相乗的な知の醸成を図ることを目的として行う本学独自の研究支援制度です。学内で研究テーマを公募し、「学長奨励研究費」を配分することで支援します。また、本研究費には研究者個人を支援する「研究基盤構築型」と研究チームへの支援を目的とした「発展的研究体制構築型」の2種類があります。
 
学長奨励研究費(発展的研究体制構築型)は、効率的なチーム研究体制や学科横断・領域横断的な共同研究による研究活動により、優れた業績が期待できる研究課題に対して支援を行います。