看護学科
合格率/
卒業後の進路・就職実績
PREPARING FOR NATIONAL EXAM AND EMPLOYMENT RECORD
看護師 国家試験合格率
国家試験合格率

※本学の合格率は各年度3月卒業生実績
看護師国家試験では、西日本の私立大学で唯一、8年連続で受験者全員合格(660名中660名が合格)を達成しました。8年連続100%の私立大学は、全国でもわずか2大学のみという好結果を残しています。

POINT11年次から対策講座がスタート
チューターによる個別フォローも
1年次から国家試験の対策講座を行い、国家試験の意識づけと基礎力を強化します。また、基礎的な医学知識が身についているかを確認する試験も実施し、一人ひとりの学力把握と弱点克服につなげていきます。また、1学年に担任1名、チューター5名の教員を配置し、手厚いフォロー体制が整っています。
POINT24年次には国家試験合格に
向けて徹底サポート
4年次は、まずは国家試験の必修問題※を重点的に学修します。また、全国模試の結果を分かりやすく解説する模試講座を実施。習熟度に応じて、強化クラス、特訓クラスに分け、個別指導なども行います。
※いわゆる基礎的な問題。正答率が80%以上ないと、全体(一般問題・状況設定問題)で合格ラインに達していても不合格となる。
卒業後の進路・就職実績
(2022~2024年の各3月卒業生実績)

2024年3月卒業生は、半分以上が実習先の病院へ就職!
2024年3月卒業生においては、半分以上が実習先の病院へ就職しており、充実した実習体験が就職へとつながっています。卒業生の多くが、公的医療機関、大学病院、総合病院など人気分野へ就職しており、また、保健師の資格も同時に取得し、健康づくりを支える市町村の職員として活躍する先輩もいます。
過去3年間の保健師の就職実績
採用決定人数:18名
就職先:大阪市、東大阪市、大東市、尼崎市、東京都など
過去3年間の主な就職実績
大阪急性期・総合医療センター/日本生命病院/大阪市立総合医療センター/大阪公立大学医学部附属病院/JR大阪鉄道病院/浜寺病院/大阪はびきの医療センター/関西医科大学附属病院/大阪母子医療センター/大阪大学医学部附属病院/大阪府済生会千里病院/大阪府済生会吹田病院/堺市立総合医療センター/兵庫県立尼崎総合医療センター/兵庫県立こども病院/ベルランド総合病院/淀川キリスト教病院/八尾こころのホスピタル/関西電力病院/医学研究所北野病院/国立循環器病センター/国立国際医療研究センター病院/大阪医療センター/星ヶ丘医療センター/甲南医療センター/大阪府済生会泉尾病院/吹田市民病院/大阪医科薬科大学病院/東京慈恵医科大学附属病院/大阪回生病院/明和病院/医誠会国際総合病院/藤井会リハビリテーション病院/奈良県立医科大学附属病院/京都医療センター/愛仁会リハビリテーション病院/わかくさ布施訪問看護ステーション/保健師(地方公務員など)/養護教諭(講師登録)

卒業生インタビュー

野口 奈帆さん
公益財団法人 日本生命済生会 日本生命病院/看護師
[2023年3月卒業/大阪府・牧野高等学校出身]
ケアの内容はさまざまでも、
患者さんやご家族に、安心を提供する大切さは同じ。
看護師をめざしたのは、入院していた祖父に聞いた「人に感謝される仕事だよ」といった言葉や、看護師として働いている親戚の勧めからでした。森ノ宮医療大学に魅力を感じたのは、実習先の多さ。「将来の就職先は、さまざまな病院を実際に見て考えたい」と思っていた私にぴったりでした。現在勤めている病院も、実習先の一つです。今は脳神経外科、精神科や皮膚科など、多様な疾患の入院患者さんを担当しています。精神疾患で心が落ち込んでいる方とコミュニケーションをとったり、入浴が困難な皮膚疾患の方の身体を拭いたり、対応はそれぞれですが、患者さんに寄り添い、安心で安全な看護を提供することは変わらないので、その実践を心がける毎日です。最初は意思疎通が難しかった患者さんにも、根気よく接し続けることで、治療を受けてくださるようになったということがありました。自分の働きかけが、患者さんに通じたときに、大きなやりがいを実感します。臨床で役立っているコミュニケーション力は、在学中に鍛えられ、自分の強みになっています。グループワークの多いカリキュラムのおかげで、成長できました。これからも、患者さんはもちろん、そのご家族の方にまで安心していただけるような看護師をめざして頑張ります。

岸田 恵多さん
神戸大学医学部附属病院/看護師
[2016年3月卒業/大阪府・関西大学北陽高等学校出身]
「その人らしい生き方」とは。
命に寄り添い、“生”と向き合う現場で問い続ける。
看護師・助産師として働く母の姿を見ていたこと、そして私自身が小児がんのサバイバーであることなどから、ごく自然に看護師をめざすようになりました。現在は神戸大学医学部附属病院の消化器内科と光学医療診療部が管理する病棟で勤務し、主に重症度の高い患者さん(消化器系のがんや難病の方など)を担当しています。
“全ての患者さんにとって、その人らしい時間の過ごし方や生きがいとは何か”。多職種とともに考えることも多く、命に寄り添い「生」と向き合う現場であると感じています。最後の砦として来られる患者さんもおられるため、看護師も高いレベルのケアを求められます。
今は新人看護師や実習生の教育・指導も任されるようになりましたし、現在、森ノ宮医療大学大学院【看護学専攻】で研究も進めています。「看護師という仕事」が社会的にさらに評価され、憧れをもって看護師をめざそうとする方が一人でも増えるように、自分自身も研鑽を積みたいと思っています。

松村 夢さん
大阪市保健所 感染症対策課/保健師
[2017年3月卒業/大阪府・懐風館高校出身]
人と医療をつなぎ、生きがいや居場所をつくっていく。
元々は看護師をめざして大学に入学しましたが、保健師の先生が教えてくれた「公衆衛生」の授業で健康教育や保健指導に興味をもち、そこから保健師の道へ進むことを決意しました。現在は、大阪市保健所の保健師として、市民の皆さんの健康づくりに邁進しています。結核などの感染症の蔓延を防ぐための疫学調査や接触者健診の実施、また、保健福祉センターが感染症患者の支援を行うためのマニュアル作成、支援体制の整備などの事業運営にも携わっています。以前、新型コロナウイルス感染症対策グループに配属されていたときには、感染者の療養に関する情報を集約した「療養のしおり」も作成しました。当時、自宅療養者に配布していたので、ご覧になった方もいるかもしれません。保健師自らが地域に足を運んで課題を見つけ、働きかけていくことができるのが保健師の魅力だと感じています。市民の中には、医療的な支援があることを知らない方、個々の事情で支援を受けていない方など、さまざまな方がおられます。人と医療、人と人をつなぎ、生きがいや、居場所をつくれるように、一つひとつ働きかけていきたいです。
「PROFESSIONAL」第一線を走るスペシャリスト/看護師インタビュー動画をチェック!
助産分野のスペシャリストをめざす助産学専攻科
看護師免許を持つ女性が、1年間にわたり助産学分野の専門知識を習熟することで「助産師国家試験受験資格」や「受胎調節実地指導員」などの資格が得られます。本学の卒業生は、学内の推薦制度を利用して進学することができます。女性や家族について深く学び、妊娠、出産、育児の在り方を尊重し、支援できる助産師を養成します。
指導者・研究者としてのキャリアも視野に 大学院看護学専攻
(博士前期課程/博士後期課程)
より幅広い専門的知識や根拠に基づく実践力、指導力、研究力の向上を求めるニーズが高まっています。本学ではその要望に応え、学士課程までの知識や技術をさらに発展させ、より高度な看護専門職として指導的役割を果たすことができる人材を育成する場として、大学院看護学専攻を設置しています。
卒業生像
ディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
看護学部の教育目標は、ヒューマンケアリングに基づくケア、すなわち、かけがえのない存在としてのその人の「生きる」を支えるケアを実践できる看護専門職を育成することである。
学部ではこれを実現するための教育体制を整えており、看護学科に4年以上在籍し、卒業要件単位を取得し、以下能力・資質を獲得したと認められる者に卒業を認定し、学位(看護学)を授与します。
[1]豊かな人間力
- 創造的な看護実践の基盤となる教養、知的探究力、論理的思考能力
- 医療職として必要なレジリエンスと対人関係構築力
[2]ケア対象者を全人的にとらえるヒューマンケアリングの視点とアセスメント能力
- ケア対象者の健康を包括的に理解する基本能力
- ケア対象者を生物学的・心理的・社会的に統合された生活者として理解し、アセスメントする基本能力
- 人間を取り巻く環境について理解しアセスメントに活かす基本能力
- 健康レベルを成長発達に応じてアセスメントする能力
- 個人と家族の生活をアセスメントする能力
[3]対象の価値観を尊重した科学的根拠に基づく看護を実践する基礎能力
- 看護の対象となる人々の尊厳と権利を擁護し、意思決定を支援する能力
- 援助的関係を形成する能力
- 根拠に基づいた計画的な看護を提供する能力
- 看護援助技術を適切に実施する能力
- 地域の特性と健康課題をアセスメントする能力
[4]保健医療福祉チームの一員として協働する能力
- 健康の保持増進と疾病を予防する能力
- あらゆる健康レベルにある人と家族を支援する能力
- 保健医療福祉における看護の質を改善する能力
- 地域ケア体制の構築と看護機能の充実を図る能力
- 安全なケア環境を提供する能力
[5]専門職として研鑽し続ける基本能力
- 生涯にわたり継続して専門的能力を向上させる能力
- 看護専門職としての価値と専門性を発展させる能力