医療系総合大学で看護・理学療法・作業療法・臨床検査・臨床工学・診療放射線・鍼灸を学ぶ

ABOUT MORINOMIYA

大学紹介 TEAM APPROACH

それぞれの専門性を生かし、
多職種が連携する“チーム医療”

7学科の揃う本学が模擬病院となり、在学中からチーム医療をリアルに学ぶことで、実践力を養います。

7学科を有する本学独自の“チーム医療”教育
IPE-Inter Professional Education-
〈専門職間連携教育〉

7学科連携で学ぶ、超・実践的チーム医療教育。

本学では、全学科のカリキュラムにチーム医療の具体的な内容やコミュニケーションの重要性について学ぶ授業が配当されているほか、各学科の専任教員が講義や演習を通して、患者さんへのアプローチ方法についても指導。チーム医療で協働する他の医療分野についても、幅広く理解する学びを展開しています。

POINT11年次からチーム医療の現場を見学

全学科混成のチーム(グループ)を編成し、連携病院を見学。早期に多職種を理解します。

POINT2多職種の教員陣による授業

7学科の教員に加え、医師、歯科医師など多種多様な資格を持つ教員が在籍しているため、幅広く医療が学べます。

POINT3病院さながらの「ケースカンファレンス」

大学が「模擬病院」となり、多学科の学生と協働し、チーム医療を実践的に学べるカリキュラム(IPW論)を導入。

1年次:基礎

医療人としてのセンスを磨き、基礎知識を養成。

IPEカリキュラム

MBS (Morinomiya Basic Seminar)

医療人としての自覚を持つために重要な人間性や倫理観を身につけていきます。東西両医学の歴史や地域医療の制度について理解を深め、チーム医療の重要性や医療の基礎を学んでいきます。

連携病院で、「チーム医療」の現場を見学。

IPEカリキュラム

チーム医療見学実習

各学科から1名以上の学生を入れた「学科混成の少人数チーム(グループ)」で、連携病院を見学。医療現場の雰囲気や、どのように多職種が連携し、チーム医療が実践されているのかを早期に体感します。

見学実習スケジュール(例)

2年次:習熟

多職種への理解をさらに深め、医療コミュニケーションを修得。

IPEカリキュラム

「医療の共通のことば」を学ぶ

医療コミュニケーション

患者さんの話を傾聴することや治療方針の説明など、現場で欠かせないコミュニケーションの手段を学びます。また、チーム医療において医療者間で情報共有やカンファレンスを行うときは、医療の専門用語を用いてコミュニケーションを取るため、医療の共通のことばについても学びます。

IPEカリキュラム

多職種を理解する

チーム医療論

他学科の教員から各医療職の特性や内容について学ぶことで、「多職種理解」を深める授業。例えば、理学療法学科の教員が看護学科の学生に対して、理学療法士の仕事内容や役割を教え、さらには看護師とどのようにチーム医療を行っているのかを伝えることで、お互いの関連性を学びます。

教員による

模擬カンファレンスを実施

学生により深く理解してもらうため、教員がケースカンファレンスのデモンストレーションを行います。現場さながらの雰囲気を目の当たりにすることで、カンファレンスの進め方や意思決定の取り方を学びます。

3年次:実践

実践さながらのケースカンファレンスを展開

IPEカリキュラム

チームで症例にアプローチ

IPW論 (InterProfessional Work)

医療系総合大学ならではの環境を生かし、学科混成のグループを編成し、症例(病気やケガの例)をテーマに「ケースカンファレンス(症例検討会)」を行います。他者の意見を聴き、自らの考えを明確に伝える力を養うとともに、チーム内での自身の役割を理解しながら、患者さんへの最善のアプローチ方法について考えていきます。

IPW論の流れ

STEP 1 多職種の役割理解

自分の職種だけでなく、チームを組む他の医療職について、もう一歩踏み込んで学びます。医療職によって異なるチーム内での役割や専門性を再確認し、ケースカンファレンスに向けて準備します。

STEP 2 症例発表&アプローチ方法を検討

症例(病気の症状の実例)に基づいて仮想の患者さんへの治療・ケアについて課題が出題されます。多学科の学生とカンファレンスを行うために、まずは自身が所属する学科内で治療・ケアの方針を検討します。

症例(一部抜粋)

  • 72歳|男性|無職
  • 身長 :167cm
  • 体重 :55kg
  • 血圧 :148/88mmHg
  • 脈拍 :82/分・整
  • 胸部X線 :血管影の狭細化、肺の過膨張
  • 併存疾患 :気管支喘息(32歳)、糖尿病(56歳)
  • 既往歴 :71歳時に転倒による左大腿骨近位部骨折、骨接合術施行
  • 治療内容 : 吸入ステロイド、緩下剤、去痰剤、長時間作用性吸入気管支拡張剤、糖尿病薬(DPP4阻害剤)、食事療法(1600Kcal)
  • 嗜好品 :喫煙 40本/日×50年 昨年より10本/日、飲酒1合/日×毎日
  • 趣味 :読書、スポーツ観戦、盆栽
  • 家族構成 :妻(69歳)2人暮らし
  • 環境 :大阪郊外の一戸建て(2階建て、現在は1階で生活)
  • 本人の意向 :退院後は住み慣れた自宅で過ごしたい
[胸部X線写真]
STEP 3 ケースカンファレンス[症例検討会]

同じ症例を担当する他学科の学生と合流し、「チーム」を結成。治療やケアのアプローチ方法についてディスカッションを行います。専門領域が異なる中での意見交換は難しいですが、現場で行われるカンファレンスのリアルな感覚を経験します。話し合いは学生主導で行われ、ときには方向性を見失ってしまったり、行き詰ったりすることもありますが、現場経験豊富な教員が適宜フォローできる体制を整えています。さまざまな意見を集約してチームの方針を決定します。

STEP 4 プレゼンテーション&フィードバック

ケースカンファレンスの内容をまとめ、症例に対してのアプローチ方法を発表します。教員からの指摘やフィードバック、他のチームの視点や見解を通して学ぶことができる貴重な機会となります。

Interview
ケースカンファレンスを終えて

他職種の意見を尊重しながら協働する、チーム医療をリアルに体験できました。

全学科の学生が一堂に会した光景は、それだけでも臨床の現場を感じさせる雰囲気だったことが強く印象に残っています。自分の学科以外の職種の専門性については事前にある程度理解したつもりでしたが、実際にカンファレンスを進めていくと、各職種の特徴がより鮮明になり、とても貴重な経験になりました。例えば、ケアの目標設定ひとつとっても、身体機能の回復までとするか、退院後の自宅での生活までとするかで各職種の関わり方が変わるため、さまざまな意見が出ます。その中で、医療者の目線ではなく、患者さんの目線で考えることの大切さや、他職種の意見を尊重することの難しさを感じることができました。7学科が揃う環境だからこそ得られた気づきを、臨床の現場で生かしたいと思います。

榎並 克浩さん

理学療法学科 (2021年3月卒業)
[大阪府・貝塚高校出身]

※取材は在学中(4年次)のものです。

さらに詳しく知りたい方はコチラをクリック

チーム医療とは?

“チーム医療”とは、一人の患者さんに対してさまざまなスキルを持つ医療スタッフが連携し、協働しながら取り組むことです。それぞれの医療スタッフが相互に各分野の専門技能を理解すること、すなわち多職種理解が大切です。また、多職種とコミュニケーションを取りながら、意思決定をしていく力も求められます。

チーム医療のイメージ(一例)
『安全で質の高い医療を行うにはチーム医療が不可欠です。』

患者さんを中心に考えた安全で質の高い医療を行うには、疾患の治療だけでなく、QOL(生活の質)やADL(日常生活動作)などの向上も考え、社会面、経済面、心理面など多面的に対応することが求められています。このように、多様な医療ニーズに対応するために、多職種が連携するチーム医療は欠かせません。チーム医療では、各専門スタッフが協働し、それぞれのスキルを最大限に発揮することが求められます。

前川 佳敬 教授(医師/医学博士)

なぜ今、チーム医療が欠かせないのか

ケガや病だけを診るのではなく、「人そのもの」をみるため。

人の身体は単なるパーツの集合体ではありません。気持ちが落ち込むと身体の機能が低下したり、心が生き生きしていると健康的に過ごしたりすることができます。このように、身体と心は繋がっているため「病んでいる部分」だけではなく、心理面や社会的側面も含めた「その人全体」をケアしなければなりません。患者さん個々に合った医療を提供するためには、医療専門職間のチームワークが必要となるのです。

超高齢社会を地域全体で支えるため。

患者さんの多様な医療ニーズに対応するため、病院だけではなく在宅での医療も重要になっています。特に、超高齢社会(65歳以上の高齢者が人口の21%以上を占める社会)では、病院内だけではなく介護・高齢者福祉と医療の連携、情報の共有化も求められます。

医療の高度化に対応するため。

医療技術は日々進歩を続けているため、高度な専門性が求められています。一方で、患者さんを取り巻く環境も変化し、医療職の業務は増加かつ複雑化が進んでいます。医療スタッフが連携し専門性を発揮することで、患者さんのニーズに対応した的確な治療を行えます。

本学の特長