医療系総合大学で看護・理学療法・作業療法・臨床検査・臨床工学・鍼灸を学ぶ

森ノ宮医療大学

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チーム医療

多様化、高齢化する社会の健康を支える「チーム医療」

専門性を持つ各医療スタッフが、それぞれの分野の技術と知識を出し合い協働する、チーム医療。
患者さんのニーズや医療の進歩による多様化、高齢化した社会に対応するため、医療現場では“チーム医療”が主流となっています。

チーム医療とは?

チーム医療のイメージ

かつては患者さんへの医療ケアの内容を主治医が診察し、各専門職に指示するシステムが一般的でした。そのため、プロフェッショナル同士のつながりが薄く、優れた能力も足し算にしかなりませんでした。しかし、医療の進展による高度化・複雑化に伴い、患者さんの多様な問題に対処できる医療の提供が必要になってきました。そのため、医療に関するプロフェッショナルがチームで連携・協力しケアすることで、多角的かつ専門的な立場からアプローチができる「チーム医療」が必要とされています。

なぜ今「チーム医療」が求められるのか?

病気やケガを診るのではなく
“人”そのものを“看る”医療を実践するため

人の身体は単なるパーツの集合体ではありません。気持ちが落ち込むと身体の機能が低下し、心が生き生きしていると健康的に過ごすことができます。このように、身体と心は繋がっているため「病んでいる部分」だけではなく、心理や社会的側面も含めた「その人全体」をケアしなければなりません。患者さん個々に合った医療を提供するためには、医療専門職間のチームワークが必要となるのです。

人そのものを看る医療を実践するため

病院だけではなく地域医療の課題でもある
高齢社会に対応するため

患者さんの多様な医療ニーズに対応するため、今後は病院だけではなく在宅での医療も重要になると見込まれています。医療機関、自治体や介護福祉関係機関との連携も大きな課題です。特に、65歳以上の高齢者が人口の2割以上を占める超高齢社会では、在宅医療のニーズは高まり、介護福祉と医療の連携を含めた医療情報の共有化も求められるようになります。

高齢社会に対応するため

命を支えるために進歩を続ける
医療の高度化に対応するため

医療は研究や技術開発により、日々進歩を続けているため、高度な専門性が求められています。一方で、患者さんを取り巻く環境も、時代とともに変化しており、医療職の業務は増加かつ複雑化しています。患者さんのニーズに対して、きめ細かく的確に対応するため、医療スタッフが連携し専門性を発揮することが、治療やケアの質を高めていくことにつながります。

医療の高度化に対応するため

DATA

医療現場が求める医療者とは

各医療機関に現場で求められる人材についてアンケートを実施。高度な医療技術以上に、人間性や協調性、コミュニケーション力を問う声が高まっています。

[就職時、学生に求める能力、期待することは何ですか?]

  • 患者さんの生活を考え、患者さんを中心に共に前進できる人。
  • 他の医療者への配慮・気づかいができ、コミュニケーションが取れること。
  • 自分の言葉で相手にイメージを持たせて、返すことができる表現力。
  • 環境に柔軟に対応できる力。
  • 患者さんのために、自己研磨に励むことができるかどうか。

(森ノ宮医療大学 就職説明会アンケート結果より)

本学卒業生のチーム医療力

本学の卒業生は病院・医療施設からも高い評価を得ています。特にチーム医療に欠かすことができない「協調性」「コミュニケーション能力」が評価されています。

卒業生状況調査アンケート

※森ノ宮医療大学の卒業生状況調査アンケート(対象:2015年8月22日学内合同就職説明会参加施設)

医療系総合大学だからできる多学科連携型「チーム医療教育」

チーム医療で欠かせないのが「医療専門職間の相互理解」と「コミュニケーション能力」です。6学科を擁する医療系総合大学だからこそ、他の医療専門職への理解を深めながら、患者さんを中心とした「チーム医療」の実践的な学びに取り組むことができます。

チーム医療とコミュニケーション

患者さんを中心としたチーム医療の具体的な内容や意義について学びます。各学科の専任教員が講義や演習を通して、患者さんへのアプローチ方法やチーム医療における各専門職の役割・立場を教示します。また、患者さんへの接し方やコミュニケーションの技術について学びます。

統合医療概論

チーム医療に重要となるのは他の専門職の理解です。本学では鍼灸学科を有しているため、西洋医学だけではなく東洋医学的な考え方も学ぶことができます。現代医学と伝統医学(鍼灸・漢方など)を中心にさまざまな医療を組み合わせて患者さんの生活の質を向上させる「統合医療」について学びます。

専門職間連携教育

医療系総合大学ならではの環境を活かし、学科混成のグループを編成し、症例(病気やケガの例)をテーマに「ケースカンファレンス(症例検討会)」を行います。他者の意見を聞き、自らの考えを明確に伝える力を養うとともに、チーム内での自身の役割を理解しながら、患者さんへの最善のアプローチ方法について考えていきます。

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専門職間連携教育(IPE)

▷ 専門職間連携教育(IPE)の流れ

STEP1 他職種を知り、自職種を理解

他職種を知り、自職種を理解

自身が所属する学科の学びに加えて、他学科の教員が各専門職について教示します。他の医療職の知識・技術に触れることで医療全般の知識を深めると同時にチーム医療に必要な他職種への理解を深めます。また、自分の職種がチーム内で担う役割を確認します。

STEP2 症例のテーマ発表

症例のテーマ発表

まずは同じ学科内の学生と少人数のグループに分かれます。グループごとに異なる症例が提示され、どのようなアプローチができるのか、チーム医療の役割を意識しながら考えます。

STEP3 症例検討会

症例検討会

同じ症例を担当する他学科のグループと合流し、「チーム」を結成。治療やケアのアプローチ方法についてディスカッションを行います。他職種かつ初対面のため、意見交換は難しいですが、現場で行われるカンファレンスのリアルな感覚を経験します。

STEP4 発表

発表

チームごとにディスカッションした内容をまとめ、アプローチの方法をパワーポイントでプレゼンテーションを行います。同じ症例でもグループごとに発表内容が異なるため、違う視点でのアプローチ方法を見ることができ、貴重な学びになります。プレゼン内容は医療の専門家である教員が評価します。チームごとにさまざまな項目で達成度を評価し、ポイントや改善点を教示します。

教員interview

保健医療学部 学部長・教授
チーム医療に貢献できる医療人を育成します。

チーム医療では、多職種が集まる場で他の専門スタッフの話が理解でき、なおかつ自らの専門分野で何ができるかを提案する力が求められます。本学では、実際の症例に対して全学科の学生がチームを組み、それぞれの専門的な観点から意見を出し合い、より良いケアを検討するといった実践的な授業を取り入れるなど、即戦力となる人材の養成を実践。自信を持ってチーム医療に貢献できる医療人をめざせる教育体制です。

青木 元邦保健医療学部 学部長・教授

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