臨床検査学科
国家試験対策/
卒業後の進路・就職実績
PREPARING FOR NATIONAL EXAM AND EMPLOYMENT RECORD
国家試験対策

※本学の合格率は、3月卒業生実績
全国平均を上回る実績
低学年時からの計画的な対策に始まり、4年次では特別講義を実施。熱意あふれる教員の支援により、全国平均を上回る合格率を実現しました。
POINT1低学年次からの対策で万全の体制
1年次から年3回(6月、12月、2月)の国家試験の模試を実施。教員が学生個人のレベルやウイークポイントを把握し、一人ひとりをしっかり指導できる体制を整えます。
POINT2国家試験の特別講義を実施
4年次後期にはほぼ毎週、過去の国家試験問題や模試を実施します。その中で理解度の低い分野については教員が解説を行いサポートすることで、弱点を克服していきます。
POINT3教員が独自に考案した国家試験対策を展開するなど熱意あふれる支援体制
過去問に取り組み、実力の定着化と弱点の克服を進めるという国家試験対策のほか、教員が独自に用意した教材による指導も実施。国家試験の合格ラインを意識しながら設問に取り組むことができるプリントや、経験豊富な教員が重要箇所を集約したプリントなど、学生が学びやすいよう、教員もさまざまなアイデアを駆使。学生と教員がチームとなって、合格をめざします。
4年間のサポートの流れ
着実なステップで国家試験合格をサポートします。
1年次 | 2年次 |
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3年次 | 4年次 |
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卒業後の進路・就職実績

病院・医療機関だけでなく、医療関連企業や健診センター・検査センターなどにも幅広く就職
北野病院、関西労災病院、関西医科大学附属病院、大阪病院、淀川キリスト教病院など、その地域の中核的な医療機関へ就職しています。また、検体検査を中心に行う検査センターや、治験・健康診断サポート・ドーピング検査などの事業を展開する医療関連企業に就職する学生もいます。
過去3年間の主な就職実績 ※( )内は就職人数
病院等医療機関
- 野崎徳洲会病院(4)
- 関西労災病院(3)
- 関西医科大学総合医療センター(3)
- 大阪病院(3)
- 医誠会病院(2)
- 白井内科クリニック(2)
- 草津総合病院(2)
- 北野病院(2)
- 高槻病院(2)
- 奈良県西和医療センター(2)
- 大阪労災病院(2)
- 和歌山生協病院(2)
- 関西医科大学くずは病院(2)
- 大阪市立総合医療センター(2)
- 大阪医科薬科大学病院(1)
- 近畿大学病院(1)
- 関西医科大学附属病院(1)
- 明石医療センター(1)
- 淀川キリスト教病院(1)
- 神戸市立西神戸医療センター(1)
- 奈良県総合医療センター(1)
- 京都医療センター(1)
- 姫路医療センター(1)
- 南和歌山医療センター(1)
- 京都第二赤十字病院(1)
健診センター・検査センターなど
- 近畿健康管理センター(1)
- 加古川総合保健センター(1)
医療関連企業
- 株式会社LSIメディエンス(2)
- 株式会社ビー・エム・エル(2)
- WDBホールディングス株式会社エウレカ社(1)
- 株式会社大阪血清微生物研究所(1)
卒業生インタビュー

吉川 侑花さん
公益財団法人 田附興風会 医学研究所 北野病院/臨床検査技師
[2020年3月卒業/大阪府・金光八尾高校出身]
健康や命に携わる責任の重さを胸に、活躍の場を広げていきたい。
幼い頃にドラマで見た、素敵な医療スタッフ。専門スキルで患者さんの命を支える姿に憧れ、やがて将来の目標になっていました。もともと生物の身体の仕組みに興味があったのですが、オープンキャンパスでエコー検査を体験したり、仕事内容を教わったりするなかで、臨床検査技師になることを決意。現在は、総合病院の検体検査部門で、生化学検査に携わっています。失敗が許されない環境で、数多く正確に作業することが求められるため、最初は不安でいっぱい。患者さんの健康や命に携わる責任の重さに怖さを感じたこともありましたが、優しい先輩方のアドバイスのおかげで、少しずつ慣れることができました。月に1回は部内で勉強会があり、生理検査部門や細菌検査部門のことも学ぶことができます。また、職場では医師や看護師と関わることもあり、在学中に経験したチーム医療の学びの意味を実感しました。これからも入職時の緊張感や責任感を忘れず、きっちりと仕事をしていきたいと思います。

川中 竣さん
独立行政法人 労働者健康安全機構 関西労災病院/臨床検査技師
[2020年3月卒業/大阪府・大阪市立高校(現:大阪府立いちりつ高校)出身]
チームで連携することで、正確な検査と分析を実現する。
高校生の時に後輩を白血病で亡くしたことが、病気を早期に発見する臨床検査技師の仕事をめざすきっかけでした。現在は病理診断科の一員として、患者さんの体から採取した組織片を顕微鏡で調べ、検査結果を医師に伝える仕事に携わっています。病院の規模が大きいので手術の数が多く、入職前に想像した以上に忙しい日々を過ごしていますが、実務を通してさまざまな症例を知り、臨床検査技師として成長できる環境はとても貴重だと実感しています。
私たちが提出するデータは、医師ががんの種類を特定したり、治療方針を決めたりする際の重要な判断材料となります。正確かつ迅速に結果を伝えるために、検査の各工程はチームで分担して行っており、スタッフ間の連携が重要です。他のスタッフの立場に立って考え、相手が分かりやすく、作業しやすいように丁寧な引継ぎを行うように意識しています。今後は自分から動き、的確な指示を出せる臨床検査技師になり、医師にも頼られる存在になることが目標です。
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卒業生像
ディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
臨床検査学科は、幅広い教養を身につけ、臨床検査学に関する高い専門知識や技術を有する卒業生を輩出することを目指します。臨床検査学科に4年以上在籍し、卒業要件単位数を取得したものに卒業が認定され、学士(臨床検査学)の学位が与えられます。これは臨床検査技師国家試験受験資格となります。生命の尊さを深く認識し、医療人として高い倫理感と強い責任感を有し、誠実に臨床検査を実践することができるよう下記の能力を身につけた学生に、学位(臨床検査学)を授与します。
[1]精度の高い専門的知識と専門技術
臨床検査技師の専門性および役割を理解し、チーム医療の一員としての自覚を有し、臨床検査の専門的知識・専門技術を活用することで、患者中心の専門職連携を実践することができます。
[2]チーム医療で活躍するための幅広い知識と協調性・コミュニケーション能力
チーム医療を実践するために、臨床検査の専門知識のみならず他職種に関する幅広い知識を得ることができ、さらにチーム医療の実践に欠かせない協調性・コミュニケーション能力が向上します。
[3]豊かな人間力
他者への思いやりの心を持ち、人によりそう豊かな感性、その想いを医療の力に変えることができる人間力、さらには生命と真摯に向き合う高い倫理観を育むことができます。
[4]主体的問題解決能力
わからないこと・問題点を的確に把握し、それに対する探究心を持って積極的に情報収集や分析ができ、自ら解決することができるようになります。