医療系総合大学で看護・理学療法・作業療法・臨床検査・臨床工学・診療放射線・鍼灸を学ぶ

DIPLOMA COURSE OF MIDWIFERY

新着情報

助産学専攻科について

※本専攻科は、大学卒業後に看護師資格を有する者が、助産師などの資格取得をめざす教育課程です。

修業年限

1年

入学定員

10名

取得可能な資格・免許
  • 助産師 国家試験受験資格
  • 受胎調節実地指導員
  • アロマコーディネーター(日本アロマコーディネーター協会認定)
  • NCPR Aコース新生児蘇生法修了認定

女性の心と身体に寄り添い、
女性自身の持つ力を高めるケアができる、助産師の育成をめざします。

助産師の支援は、分娩を中心とした周産期だけでなく、リプロダクティブヘルス&ライツの理念を基盤に、ライフサイクル各期の女性の健康と、子どもやその家族への支援も含まれます。本学の助産学専攻科では、すべての場面で求められるのは、寄り添う姿勢と人間性だと考えています。さまざまな支援ができるためには幅広い知識の修得とともに、広い視野と豊かな人間力を築くことが必要です。その助産師の根幹を育てるために、学生自身が主体的に学修し、表現力や表情を豊かにすること。そして相手の想いを大切にしながら関わり方を考えられるように、教員一同、一緒に歩んでいきたいと考えています。

助産学専攻科の特色

「女性健康学総論」の科目を設け、
女性の各ライフサイクル期の健康課題と支援方法を学びます。

助産師は、各ライフサイクル期の女性の支援ができることも必要です。思春期の女性のホルモン変化・性感染症・性教育、更年期の乳がんの増加・更年期障害などの健康課題について、ヘルスプロモーション理論を基盤に、支援方法を学びます。特にアロマ、鍼灸、漢方といった補完代替医療や東洋医学に着目し、女性が自分の身体に目を向け、健康維持増進や妊娠・出産時のエビデンスに基づいた応用を考えます。またディベートやプレゼンテーションを行い、発表し、まとめる能力も養います。

「ハイリスク母子支援論/実習」の科目を設け、
ハイリスク母子への理解を深め、支援方法を学びます。

近年、虐待、DV、産褥期うつが著しく増加しています。助産師は、現代社会が抱える周産期や、子育てに関わる社会的ハイリスクを理解し、妊・産・褥婦の背景を知り、母親と家族発達への支援ができることが重要です。実習は乳児院やNICUで行い、ハイリスク母子への助産師の役割と連携について学びます。また地域母子保健実習や産前産後ケアセンターでの実習を通して、さまざまな母子のニーズを把握し、ハイリスク母子への理解を深めます。

活躍の場を広げる資格取得をバックアップ

助産師国家試験受験資格

本学の助産学専攻科は、所定の単位を取得し、修了認定されれば、助産師国家試験が受験できます。国家試験合格率は、開設以来5年連続で100%を達成しています。

受胎調節実地指導員

リプロダクティブヘルス&ライツの概念のもとに、受胎調節の意義と目的、母体保護法、不妊治療、出生前診断など幅広く学びます。専攻科を修了後、申請することで資格が取得できます。

アロマコーディネーター(日本アロマコーディネーター協会認定)

「補完代替医療とアロマセラピー」の講義を受講し、単位を取得すると、在学中に日本アロマコーディネーター協会認定のアロマコーディネーターの資格取得試験を受験できます。開設以来、5年連続で全員が資格を取得しています。

NCPR Aコース 新生児蘇生法修了認定

新生児の出生直後に特に重要な意義を持つ、新生児蘇生法「専門」Aコース講習会を実施しています。受講後筆記テストに合格し申請すると、修了が認定されます。開設以来、5年連続で受講者全員が資格を取得しています。

カリキュラム

カリキュラムは基礎助産学領域、実践助産学領域、
統合助産学領域の3科目群で構成しています。

基礎助産学領域

助産学の目的・対象・助産実践の基礎となる基礎医学系科目や専門職としての責務と倫理を学びます。助産診断、助産実践に必要な助産専門分野に対応するための基礎知識を修得します。

実践助産学領域

妊娠・分娩・産褥・育児期における助産診断技術について学びます。母子や次世代家族がより健康な経過をたどるための支援方法、地域や連携施設における助産業務管理の在り方、地域の母子保健を推進するための保健・医療・福祉機関との連携、心理・社会的ハイリスクの母親と家族の支援に必要な知識を修得し、臨地実習を通して助産技術の実践力を高めます。

統合助産学領域

女性のヘルスプロモーションのための補完代替医療の適用を学ぶとともに、次世代家族への支援や周産期実践に対する最新の知見をもとに、効果的なケアを創造する能力を養います。

区分 授業科目 単位数
必修科目 専門分野 基礎助産学
[8単位]
助産学総論 1
周産期医学論 2
女性健康学総論 2
新生児診断・発達論 1
ハイリスク母子支援論 1
ウイメンズヘルスとリプロダクティブケア 1
実践助産学
[26単位]
分娩介助技術学演習 PICK UP 2
助産診断・技術学Ⅰ 2
助産診断・技術学Ⅱ 2
助産診断・技術学Ⅲ 2
助産診断・技術学Ⅳ 2
地域母子保健学 2
助産管理学 2
助産学実習Ⅰ 8
助産学実習Ⅱ 2
ハイリスク母子実習 1
地域母子保健実習 1
統合助産学
[4単位]
補完代替医療とアロマセラピー 2
助産学課題研究 PICK UP 2
卒業に必要な単位 [必修科目・合計]38単位
  • 上記は2022年度入学生のカリキュラムです(予定)。変更になる場合があります。

PICK UP

分娩介助技術学演習

分娩時に寄り添えるケアを修得

この世に生まれ来る新生児に誰よりも最初に触れるのが助産師です。母と子の二つの命を預かり、より安全に、満足のいくお産に導くために、助産ケアの理論と分娩介助技術を修得します。講義とともに長期間にわたって演習を重ね、産婦さんに寄り添えるケア力と手技を修得することで、実際の実習で分娩時に産婦さんに関わることができます。

助産学課題研究

課題解決のための研究を実施

周産期ケアや女性の健康に関する問題点を明確にし、その課題を解決するために変遷や現状を分析し、新しい知見を見出すための研究方法を学びます。先行研究を検索してクリティークする、倫理的配慮について理解する、研究内容を分析し、考察するという一連の過程を経て、成果を論文としてまとめ、発表します。周産期に関連した英語文献講読の時間も設けています。

カリキュラムポリシー:[ 教育内容 ]教育課程編成・実施の方針

本学では修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)にある知識や能力等を修得する為に教育課程を編成し、教育内容、教育方法、学修成果の評価方法を以下のように定めます。

教育内容

  • ①基礎助産学では助産診断、助産実践に必要な助産専門分野に対応するための基礎知識や技術を講義や演習を通じて学修し助産師としての基盤を築く。
  • ②実践助産学では母子や次世代家族がより健康な経過をたどるための支援方法、地域や連携施設における助産業務管理の在り方、地域の母子保健を推進するための保健・医療・福祉機関との連携、心理・社会的ハイリスクの母親と家族の支援に必要な知識を講義や演習、医療・福祉・保育の現場実習を通じて助産診断技術を修得する。
  • ③助産師としての知識と実践力をさらに充実させ女性のヘルスプロモーションのためのアロマセラピーの有用性、エビデンス、基礎的手法について修得すると共に、助産実践を科学的に分析するための研究理論と研究方法論を修得する。

教育方法

  • ①講義、演習にかかわらず少人数で対話形式の指導を行い、学生の自発的学修、課題発見、解決模索の態度を重視し促す。
  • ②実習では臨地に出る前に学内で研鑽を積み、実習の到達目標を設定した上で臨地実習に望む。実習後には学内でカンファレンス等での実習報告や指導を受けて実習到達度の確認を行う。

学修成果の評価方法

  • ①各科目のシラバスに定める成績評価法にもとづき評価する。
  • ②講義科目、演習科目においては、授業中の質疑、意見、討論の内容、及び提出されたレポートの内容を重視する。
  • ③実習に関しては技術力、診断力、対応力、実習記録などをルーブリックなどの評価指標を基準に評価する。

年間スケジュール

【4月~授業(前期)】補完代替医療とアロマセラピーの講義

30時間しっかりと理論を学習し、演習でアロマの用い方、ケアを学びます。7月にアロマコーディネーターの資格取得に向けて試験を受けます。8月以降の実習では、分娩時にアロマを用いたケアができる施設もあり、資格を活かすことできます。

【前期】助産学総論

助産師の歴史を知り、役割を理解し、助産師として何を学ぶ必要があるか考えます。教員の講義だけでなく、周産期医療の変遷やエビデンスを捉えるため、専門分野のゲストスピーカーを招いて「周産期医療の今」を学びます。「海外での助産事情」「ツボと温灸」「不妊治療の現状」「無痛分娩時の助産師の関わり」などのテーマで講義や演習を実施します。

【後期】地域母子保健実習

助産院での実習を実施します。地域における助産師の役割や助産院の雰囲気、助産院で出産を望む女性への関わり方などを学びます。また実習前には助産院で実施されているマザークラスの見学を行います。さらに産前産後ケアセンターや、乳児を持つ母親同士の集まる広場にも見学実習に行きます。

メッセージ

専攻科長からのメッセージ

時代の変化を見据え、
女性と子どもの健康を支えるスキルを養成。

近年、次世代家族を創るうえで、女性は母親となる過程で多くのリスクや困難を抱えるとともに、周産期でもハイリスクが増加し、子育てにも多くの課題が存在します。助産師は、そこで高度な助産診断能力が求められています。また、性の概念は多様化し生殖の分野も著しく進歩を遂げています。助産師はその性と生殖における知識を学び、社会の現状を理解したうえで、女性を支援し、さらに子どもたちに対してもその健康と健全な精神の育成を願い、自分自身を大切にし、相手を思いやり、命の大切さを考えることを伝えていく役割であると考えます。学ぶことが多く、本当に大変な一年ですが、仲間と協働し、女性・子ども・家族が抱える諸問題を理解し、助産師の役割を学修し、自分なりの助産師像を培ってほしいと願っています。

中西 伸子 教授(助産学専攻科長)

[担当科目]
助産学総論/女性健康学総論/ハイリスク母子支援論/地域母子保健学/助産管理学/分娩介助技術学演習/助産診断・技術学Ⅳ/助産学実習Ⅰ・Ⅱ/ハイリスク母子実習/地域母子保健実習/助産学課題研究

[研究領域]
リプロダクティブヘルスケア&ライツの視点に基づいた女性の健康支援/育児不安の軽減に向けた育児支援/助産学生の助産ケアの学習方略

教員からのメッセージ

女性を幅広くサポートするスペシャリストに!

助産学専攻科は、女性のライフサイクルを幅広く支援するスペシャリストとして必要な知識や技術を学ぶ1年間です。学業に実習と大変忙しい1年ではありますが、充実した日々を送ることができます。生涯を通した仲間づくりは勿論、経験豊富な専任教員と一緒に楽しみながら共に成長していきましょう。

松田 佳子 准教授

[担当科目]
分娩介助学演習/助産診断・技術学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ/助産学実習Ⅰ・Ⅱ/ハイリスク母子実習/地域母子保健実習/助産学課題研究

[研究領域]
父親役割獲得/夫立会出産への支援

助産師をめざすみなさんを全力で応援!

私は2度お産を経験して、一念発起で助産師をめざしました。子育てをしながらの学生生活は想像以上に大変でしたが、仲間達と共に笑い、時に涙しながら切磋琢磨した日々でした。臨床ではたくさんのお母さん、赤ちゃんとご家族に出会いました。みな素敵な宝物です。みなさんが助産師として一生の宝物に出会えるよう、全力で応援していきます。

塚田 桃代 講師

[担当科目]
助産診断・技術学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ/助産学実習Ⅰ・Ⅱ/ハイリスク母子実習/地域母子保健実習/助産学課題研究

[研究領域]
周産期メンタルヘルス/祖母による育児支援

助産師としての根っこを育む時間に。

助産師は、妊娠・分娩・産褥期を中心に女性の一生とその家族における幅広い健康支援を行う専門職です。大切にしているのは、寄り添う姿勢と女性がもつ力を信じてその力を引き出すことです。この一年は助産師として「根っこ」を作る大切な時間です。しっかりした「根っこ」が作れるように、色々なことを楽しみながら一緒に頑張りましょう。

三宅 知里 助教

[担当科目]
助産診断・技術学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ/助産学実習Ⅰ・Ⅱ/ハイリスク母子実習/地域母子保健実習/助産学課題研究

[研究領域]
AYA世代への支援/CNSの活用促進

[事前申込制] 2022年度 専攻科説明会

本学助産学専攻科の特徴やめざせる資格などについて説明するほか、入試や実習先などについてもっと深く知りたい方のための「個別相談」も行います。

  • 下記日程以外にも平日に個別相談を受け付けています。本学までお問い合わせください。

開催日

  • 当日は、学部・学科の学生募集イベントも同日開催しています。

タイムスケジュールや申込方法については、詳細が決まり次第こちらに掲載いたします。公開まで今しばらくお待ちください。

学費について

前期 後期
入学金 150,000
授業料 460,000 460,000
教育充実費 340,000 340,000
小計 950,000 800,000
入学料 校友会費 20,000
福利厚生安全管理費
(1年分)
10,000
学生会
(学生支援費半期分)
10,000 10,000
紀要等編集費 12,000
小計 62,000
年間合計 1,812,000
  • 福利厚生安全管理費には傷害保険加入保険料等が含まれます。

2022年度 助産学専攻科パンフレット

助産学専攻科パンフレットをWeb上でも公開中です。
助産学専攻科の特色や学びについて詳細な情報をご覧いただけます。

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