教育方針
ディプロマ・ポリシー[卒業生像]卒業認定・学位授与の方針
看護学部
看護学部の教育目標は、ヒューマンケアリングに基づくケア、すなわち、かけがえのない存在としてのその人の「生きる」を支えるケアを実践できる看護専門職を育成することである。学部ではこれを実現するための教育体制を整えており、看護学科に4年以上在籍し、卒業要件単位を取得し、以下能力・資質を獲得したと認められる者に卒業を認定し、学位(看護学)を授与します。
豊かな人間力
- ①創造的な看護実践の基盤となる教養、知的探究力、論理的思考能力
- ②医療職として必要なレジリエンスと対人関係構築力
ケア対象者を全人的にとらえるヒューマンケアリングの視点とアセスメント能力
- ①ケア対象者の健康を包括的に理解する基本能力
- ②ケア対象者を生物学的・心理的・社会的に統合された生活者として理解し、アセスメントする基本能力
- ③人間を取り巻く環境について理解しアセスメントに活かす基本能力
- ④健康レベルを成長発達に応じてアセスメントする能力
- ⑤個人と家族の生活をアセスメントする能力
対象の価値観を尊重した科学的根拠に基づく看護を実践する基礎能力
- ①看護の対象となる人々の尊厳と権利を擁護し、意思決定を支援する能力
- ②援助的関係を形成する能力
- ③根拠に基づいた計画的な看護を提供する能力
- ④看護援助技術を適切に実施する能力
- ⑤地域の特性と健康課題をアセスメントする能力
保健医療福祉チームの一員として協働する能力
- ①健康の保持増進と疾病を予防する能力
- ②あらゆる健康レベルにある人と家族を支援する能力
- ③保健医療福祉における看護の質を改善する能力
- ④地域ケア体制の構築と看護機能の充実を図る能力
- ⑤安全なケア環境を提供する能力
専門職として研鑽し続ける基本能力
- ①生涯にわたり継続して専門的能力を向上させる能力
- ②看護専門職としての価値と専門性を発展させる能力
看護学科
看護学科の教育目標は、ヒューマンケアリングに基づくケア、すなわち、かけがえのない存在としてのその人の「生きる」を支えるケアを実践できる看護専門職を育成することである。学科ではこれを実現するための教育体制を整えており、看護学科に4年以上在籍し、卒業要件単位を取得し、以下能力・資質を獲得したと認められる者に卒業を認定し、学位(看護学)を授与します。
豊かな人間力
- ①創造的な看護実践の基盤となる教養、知的探究力、論理的思考能力
- ②医療職として必要なレジリエンスと対人関係構築力
ケア対象者を全人的にとらえるヒューマンケアリングの視点とアセスメント能力
- ①ケア対象者の健康を包括的に理解する基本能力
- ②ケア対象者を生物学的・心理的・社会的に統合された生活者として理解し、アセスメントする基本能力
- ③人間を取り巻く環境について理解しアセスメントに活かす基本能力
- ④健康レベルを成長発達に応じてアセスメントする能力
- ⑤個人と家族の生活をアセスメントする能力
対象の価値観を尊重した科学的根拠に基づく看護を実践する基礎能力
- ①看護の対象となる人々の尊厳と権利を擁護し、意思決定を支援する能力
- ②援助的関係を形成する能力
- ③根拠に基づいた計画的な看護を提供する能力
- ④看護援助技術を適切に実施する能力
- ⑤地域の特性と健康課題をアセスメントする能力
保健医療福祉チームの一員として協働する能力
- ①健康の保持増進と疾病を予防する能力
- ②あらゆる健康レベルにある人と家族を支援する能力
- ③保健医療福祉における看護の質を改善する能力
- ④地域ケア体制の構築と看護機能の充実を図る能力
- ⑤安全なケア環境を提供する能力
専門職として研鑽し続ける基本能力
- ①生涯にわたり継続して専門的能力を向上させる能力
- ②看護専門職としての価値と専門性を発展させる能力
総合リハビリテーション学部
総合リハビリテーション学部の教育目標は、3学科が連携した教育を実践することで、豊かな感性と高い倫理観に加え、チーム医療においてリハビリテーションを主体的に担うための専門的知識・専門技術・協調性・コミュニケーション能力を有する専門職医療人を育成し、社会に輩出することにあります。医療専門職として自身の資質向上を目指すとともに、協働する関連職種の立場を尊重しつつ責任感を持ってチーム医療への貢献をめざします。総合リハビリテーション学部ではこれを実現するための教育体制を整えており、以下能力・資質の獲得を以て卒業を認定し学位を授与します。
精度の高い専門的知識と専門技術
各学年で3学科合同教育を実施し、基礎医学の知識を基盤とした臨床(臨地)重視の教育により、自らの専門職の役割が理解でき、チーム医療の中で専門的知識・専門技術を活用することができます。実践に即し、かつ、科学的根拠を基盤とした高い知識と専門技術が展開できます。
チーム医療で活躍するための幅広い知識と協調性・コミュニケーション能力
チーム医療が実践できるための他職種連携教育(IPE)により、他職種に関する幅広い知識と理解を得ることができ、さらにチーム医療の実践に欠かせない協調性・コミュニケーション能力が向上します。
豊かな人間力
生命の尊厳を認識し、他者への思いやりの心をもち、人に寄り添う豊かな感性、その想いを医療の力にかえることのできる人間力、さらには生命と真摯に向き合う高い倫理観を育むことができます。
主体的問題解決能力
わからないこと・問題点を的確に把握し、それに対する探究心を持って積極的に情報収集や分析し自ら問題解決するとともに、他者に自身の考えやアイデアを的確に伝えることができます。
理学療法学科
理学療法学科に4年以上在籍し、卒業要件単位数を取得したものに卒業が認定され、学士(理学療法学)の学位が授与されます。これは理学療法士国家試験受験資格となります。チーム医療に貢献できる協調性とより良い社会を目指す探究心を持ち、人に優しい理学療法を創造的に実践できるよう以下の能力を身につけた人材に学位を授与します。
精度の高い専門的知識と専門技術
社会において必要とされる理学療法の役割を理解し、それぞれの専門領域において、実践に即した精度の高い専門知識を担保し専門技術を提供することができます。
チーム医療で活躍するための幅広い知識と協調性・コミュニケーション能力
チーム医療を実践するために他職種の役割を理解し、チーム医療に必要なコミュニケーション・スキルを駆使して、患者とその家族のニーズに基づいた理学療法を提供することができます。
豊かな人間力
他者への思いやりの心を持ち、人に寄り添う豊かな感性、その想いを医療の力にかえることのできる人間力、さらには生命と真摯に向き合う高い倫理観を育むことができます。
主体的問題解決能力
理学療法が実践される場で、適切に適応し、患者、家族、あるいは地域の人々のニーズを的確に理解し、個別のニーズに応えられるよう主体的かつ創造的に問題を解決することができます。
作業療法学科
作業療法学科に4年以上在籍し、卒業要件単位数を取得したものに卒業が認定され、学士(作業療法学)の学位が授与されます。これは作業療法士国家試験受験資格となります。チーム医療に貢献できる協調性と対象者中心の作業療法を科学的かつ創造的に実践できるよう以下の能力を身につけた人材に学位を授与します。
精度の高い専門的知識と専門技術
社会において必要とされる作業療法の役割を理解し、それぞれの専門領域において、作業療法実践に即した精度の高い知識と専門技術を提供することができます。
チーム医療で活躍するための幅広い知識と協調性・コミュニケーション能力
チーム医療を実践するために他職種に関する幅広い知識と作業療法の対象となる人々や家族の想いを理解し、チーム医療の実践に欠かせない協調性・コミュニケーション能力を駆使して、根拠や倫理観に基づいた作業療法を提供することができます。
豊かな人間力
他者への思いやりの心を持ち、人に寄り添う豊かな感性、その想いを医療の力にかえることのできる人間力、さらには生命と真摯に向き合う高い倫理観を育むことができます。
主体的問題解決能力
作業療法が実践される現場に適応し、作業療法の対象となる人々や家族あるいは地域住民といった人々のニーズを見極め、個別のニーズに応えられるよう主体的に創造的に問題を解決することができます。
言語聴覚学科
言語聴覚学科に4年以上在籍し、卒業要件単位数を取得したものに卒業が認定され、学士(言語聴覚学)の学位が授与されます。これは言語聴覚士国家試験受験資格となります。高い専門性とチーム医療に貢献できる協調性を有し、人に優しい言語聴覚療法を創造的に実践できるよう以下の能力を身につけた人材に学位を授与します。
精度の高い専門的知識と専門技術
医療・福祉・保健等の現場でのチームにおける言語聴覚療法の役割を理解し、それぞれの専門領域において自らの責任を自覚し、実践に即した精度の高い知識と専門技術を発揮することができます。
チーム医療で活躍するための幅広い知識と協調性・コミュニケーション能力
チーム医療を実践するために他職種に関する幅広い知識と患者・家族の想いを理解し、チーム医療の実践に欠かせない協調性・コミュニケーション能力を駆使して、根拠や倫理観に基づいた言語聴覚療法を提供することができます。
豊かな人間力
他者への思いやりの心を持ち、人に寄り添う豊かな感性、その想いを医療の力にかえることのできる人間力、さらには生命と真摯に向き合う高い倫理観を育むことができます。
主体的問題解決能力
言語聴覚療法が実践される現場に適応し、患者や家族あるいは地域住民のニーズを見極め、個別のニーズに応えられるよう主体的に問題を解決することができます。
医療技術学部
医療技術学部の教育目標は、豊かな感性と高い倫理観に加え、生命の尊厳を認識し、個々の人格を尊重できる寛容性と社会的倫理観を備え、チーム医療において科学的根拠に基づく問題解決能力を有し、患者本位の医療を選択、実践し得る指導的人材を育成し、社会に輩出することにあります。医療技術学部ではこれを実現するための教育体制を整えており、以下能力・資質の獲得を以て卒業を認定し学位を授与しています。
精度の高い専門的知識と専門技術
臨床(臨地)重視の教育により、自らの専門職の役割が理解でき、チーム医療の中で専門的知識・専門技術を活用することができます。教科書だけでは得ることのできない、実践に即した精度の高い知識と専門技術が展開できます。
チーム医療で活躍するための幅広い知識と協調性・コミュニケーション能力
チーム医療が実践できるための他職種連携教育(IPE)により、他職種に関する幅広い知識と理解を得ることができ、さらにチーム医療の実践に欠かせない協調性・コミュニケーション能力が向上します。
豊かな人間力
他者への思いやりの心をもち、人に寄り添う豊かな感性、その想いを医療の力にかえることのできる人間力、さらには生命と真摯に向き合う高い倫理観を育むことができます。
主体的問題解決能力
わからないこと・問題点を的確に把握し、それに対する探究心を持って積極的に情報収集や分析ができ、自ら解決することができるようになります。
臨床検査学科
臨床検査学科に4年以上在籍し、卒業要件単位数を取得したものに卒業が認定され、学士(臨床検査学)の学位が授与されます。これは臨床検査技師国家試験受験資格となります。臨床検査による客観的なデータは、エビデンスに基づく現代医療の根幹をなします。この高度化・細分化された現代医療を支えるため、臨床検査技師として高い専門性を維持し、強い使命感と倫理観を備え、チーム医療に必要な協調性をもって医療を実践できるよう以下の能力を身につけた学生に、学位を授与します。
精度の高い専門的知識と専門技術
臨床検査の業務に自覚と責任をもって携わるため、その専門職としての役割を認識し、高いレベルで知識と技術を維持できます。チーム医療を実践するために臨床検査技師としての役割を理解し、その専門的知識・技術を活用することで、あらゆる場面に的確に対応した職種間連携を実践することができます。
チーム医療で活躍するための幅広い知識と協調性・コミュニケーション能力
チーム医療において、臨床検査に求められるニーズを把握するために、他職種の理解を深め、他者と積極的なコミュニケーションをとることができます。必要とされる検査情報を提供し、患者に最適な医療を実現することができるようになります。
豊かな人間力
他者への思いやりの心を持ち、人に寄り添う豊かな感性、その想いを医療の力に変えることができる人間力、さらには生命と真摯に向き合う高い倫理観を育むことができます。
主体的問題解決能力
臨床検査で遭遇する様々な問題を的確に抽出・分析し、解決へと導く手段を構築することができるようになります。また進歩を続ける医療技術に対応するため、最新の医学知識や医療情報を自ら収集し修得していくことができるようになります。
臨床工学科
臨床工学科に4年以上在籍し、卒業要件単位数を取得したものに卒業が認定され、学士(臨床工学)の学位が授与されます。これは臨床工学技士国家試験受験資格となります。今後益々増大する医療機器の安全確保と有効性維持の担い手(操作・管理)として人体と医療機器の繋がりを深く理解したうえで、チーム医療における責任感や使命を理解し、臨床工学技士としての職責を自覚し、実践できるよう以下の能力を身につけた人材に学位を授与します。
精度の高い専門的知識と専門技術
地域社会や医療現場等でのチームにおける臨床工学の役割を理解し、自己の知識・技術を点検・評価し、実践に即した精度の高い臨床的および工学的な知識と専門技術を活用し、患者・医療従事者それぞれの立場を理解した上で臨床工学技士としての知識力と技術力を発揮することができます。
チーム医療で活躍するための幅広い知識と協調性・コミュニケーション能力
チーム医療を実践するために他職種に関する幅広い知識と患者・家族の想いを理解し、チーム医療の実践に欠かせない協調性・コミュニケーション能力を駆使して、 医学の進歩と地域・社会福祉の向上に寄与することができます。
豊かな人間力
他者への思いやりの心を持ち、人に寄り添う豊かな感性、その想いを医療の力にかえることのできる人間力、さらには生命と真摯に向き合う高い倫理観を育むことができます。
主体的問題解決能力
臨床工学技士に相応しい高い専門性とコミュニケーション能力を備え、臨床工学の立場から患者支援に関する諸問題をあらゆる角度からエビデンスを基に科学的視点で捉え、主体的に創造的に問題を解決することができます。
診療放射線学科
診療放射線学科に4年以上在籍し、卒業要件単位数を取得したものに卒業が認定され、学士(診療放射線学)の学位が授与されます。これは診療放射線技師国家試験受験資格となります。放射線に関する科学的根拠に基づく問題解決能力を有し、強い使命感と倫理観を備え、チーム医療における使命を理解し、診療放射線技師としての職責を自覚し、協調性をもって医療を実践できるよう以下の能力を身につけた人材に学位を授与します。
精度の高い専門的知識と専門技術
保健・医療・福祉の現場等でのチームにおける診療放射線技師の役割を理解し、自己の知識・技術を点検・評価し、実践に即した精度の高い知識と専門技術を活用し、それぞれの立場を理解した上で診療放射線技師としての知識力と技術力を発揮することができます。
チーム医療で活躍するための幅広い知識と協調性・コミュニケーション能力
チーム医療において、他職種の理解を深め、他者と積極的なコミュニケーションを図ることで、放射線診療に求められるニーズを把握することができ、必要とされる画像検査技術および放射線治療技術を提供し、患者に最適な医療を実現することができます。
豊かな人間力
他者への思いやりの心を持ち、人に寄り添う豊かな感性、その想いを医療の力にかえることのできる人間力、さらには生命と真摯に向き合う高い倫理観を育むことができます。
主体的問題解決能力
放射線は、医療に貢献するものでありながら、その存在を警戒されるものでもあるため、正しい理解を促し、安心して放射線診療を受けてもらうため、診療放射線技師に相応しい高い専門性と研究能力を備え、放射線に関する諸問題をあらゆる角度から科学的視点で捉え、主体的に創造的に問題を解決することができるようになります。
鍼灸学科(鍼灸コース/スポーツ特修コース/アスレティックトレーナーコース)
鍼灸学科では、鍼灸コース、スポーツ特修コース、アスレティックトレーナーコースのいずれかに所属することとなります。各コースともに4年以上在籍し、卒業要件単位数を取得した者には卒業が認定され、学士(鍼灸学)の学位が授与されます。これは、はり師、きゅう師国家試験受験資格となります。専門職医療人として、高い人間性と知識・技術を駆使できるよう、以下の能力を身につけた人材に学位を授与します。スポーツ特修コースおよびアスレティックトレーナーコースは2年次より選択することとなります。スポーツ特修コースまたはアスレティックトレーナーコースに在籍し、コース卒業要件単位数を取得した者には、それぞれのコース修了証が与えられます。スポーツ特修コースの許可を受けた者は3年次より教職課程を履修し、所定の単位を取得した者には、中学校・高等学校教諭一種免許状[保健体育]が授与されます。また、アスレティックトレーナーコースの所定の単位を取得した者には、公益財団法人日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの受験資格が与えられます。
精度の高い専門的知識と専門技術
地域医療やスポーツ、健康領域において、他分野の専門職とチームを構成し、はり師、きゅう師の専門知識と専門技術を活用することができます。
スポーツ特修コースでは、スポーツや科学的トレーニング、教職課程に関する高い専門知識や指導技術を身につけ、スポーツ指導や学校教育現場において、医療知識と技術を生かした指導ができるようになります。
また、アスレティックトレーナーコースでは、医療資格に加えてスポーツ医科学に関する高度な専門知識を身につけ、スポーツ活動に関わるすべての方々が抱える問題を安全かつ効果的に解決し、パフォーマンスの回復および向上にも貢献できるようになります。
チーム医療で活躍するための幅広い知識と協調性・コミュニケーション能力
地域医療やスポーツ、健康、教育領域における他職種に関する幅広い知識と理解を得ることにより、他職種との協調や連携、コミュニケーション能力を駆使してチームとしての医療活動が可能となります。
豊かな人間力
他者への思いやりの心を持ち、人に寄り添う豊かな感性、その想いを医療の力にかえることのできる人間力、さらには生命と真摯に向き合う高い倫理観を育むことができます。
主体的問題解決能力
はり師、きゅう師として、医療を必要とする者や家族の悩みや希望を受け止め、その思いに応えるための知識や技術の向上に主体的かつ探求的に取り組み、問題を解決できるようになります。スポーツ特修コースでは、医療資格に加え、スポーツ指導や教育に関する資格を持つ者として、関係者の様々な思いや地域社会のニーズを理解し、主体的に解決できるようになります。また、アスレティックトレーナーコースでは、医療資格に加えてスポーツ医科学に関する高度な専門知識を持つ者として、スポーツ活動に関わるすべての方々が抱える問題を安全かつ効果的に解決し、さらにパフォーマンスの回復および向上にも貢献できるようになります。
大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻(修士課程)
保健医療学専攻修士課程では、Evidence-Based Medicine(EBM)とチーム医療の概念を基本として、科学的かつ包括的な観点から課題を分析し処理できる高度な医療専門職業人を養成するとともに、多元的医療システムを理解し受容しながら保健医療の新しい価値観と発想を創り上げることを目的としています。本学ではこれを実現するための教育体制を整えており、下記のような能力・資質の獲得を以て修了を認定し学位を授与しています。
科学的な思考態度
EBMを理解し、保健医療の課題について科学的な思考にもとづいて仮説検証や臨床評価を行うことができる。
保健医療情報リテラシー
広範な保健医療情報の中から、批判的吟味を通して信頼性や有用性の高い情報を選び出すことができる。
高度な専門技術
保健医療に関する特定の分野において、最新の知識にもとづいた高度な臨床技術または教育研究技術を有している。
包括的な臨床判断
多様な医療職や医療体系の特徴を理解し、エビデンスとナラティブの両面を考慮しながら包括的な視野のもとで臨床判断ができる。
大学院 保健医療学研究科 医療科学専攻(博士後期課程)
医療科学専攻博士後期課程では、医療における学術及び応用を教授研究し、その深奥をきわめ、高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培い、臨床に役立つ技術やシステムの研究開発を行うことによって、人々の健康の回復及び保持・増進に寄与することを目的としています。本学ではこれを実現するための教育体制を整えており、下記のような能力・資質の獲得を以て修了を認定し学位を授与しています。
臨床貢献
臨床に役立つ医療科学の研究成果を挙げることによって、医療の質の向上に寄与することができる。
指導能力
病院または医療系施設・企業において中核的または指導的役割を担うことができる。
研究能力
医療における科学性を追究する学識と手法を修得し、高度の専門的業務を遂行するにあたって自立して研究を行うことができる。
研究倫理
高い研究倫理観にもとづいた公正な研究を遂行できるとともに、医療科学におけるリサーチ・インテグリティの維持向上に貢献できる。
大学院 保健医療学研究科 看護学専攻(博士前期課程)
看護学専攻博士前期課程では、学士課程やこれまでの実践で修得した知識や技術をさらに発展させ、学識を深めるとともに、より高度な専門的知識とevidenceに基づく看護実践を志向しつつ、教育・研究的視点をもって多職種と連携し、チーム医療のキーパーソンとなる看護実践マネジメントリーダー人材を育成することを目的としています。本学ではこれを実現するための教育体制を整えており、下記のような能力・資質の獲得を以て修了を認定し学位を授与しています。
高度な実践力
自己の活動する領域において、常に専門性とevidenceに基づいた看護実践を志向し、看護専門職者として実践に活用することができる。
マネジメント力
臨床看護の質を査定し、チームの力を活用して論理的計画的に課題の解決を図り、看護の質向上を図ることができる力。
協働推進力
自己が活動する領域から関連する他領域、他職種、国外へと繋がる連携力をもち、活動チーム内において専門職としてのリーダーシップを発揮する力。
教育推進力
保健医療関連機関や看護基礎教育機関等において、当該機関の理念や目的を認識し、クライエントに対する教育的関わりだけでなく、同僚や学生に対する教育的機能を発揮することができる力。
臨床研究推進力
自己の活動する領域において、医療看護の質向上のための研究ニーズを見出し、倫理的科学的に適切な方法により研究を推進し、その成果を看護実践に反映させることのできる力。
大学院 保健医療学研究科 看護学専攻(博士後期課程)
看護学専攻博士後期課程では、博士前期課程の学修で培った能力を発展させて高水準で独創的な看護学研究を自立して実施し、新規性のある看護方法や看護システムを開発することをとおして看護の質向上に貢献するとともに、その成果を看護学教育や臨床看護に反映させることのできる看護学教育研究者を育成することを目的としています。これを実現するために、下記のような能力・資質の獲得を以って博士後期課程の修了を認定し、博士(看護学)の学位を授与しています。
研究力
看護学の専門分野において研究すべきテーマを焦点化し、研究テーマに即して研究プロセスを適切にデザインし、全過程を科学的・倫理的に自立して展開することができる力。
看護開発推進力
学際的視野に立って臨床看護実践や看護学教育の質向上に資する独創的な看護方法や看護システムを開発し、社会に発信することができる力。
卓越したマネジメント力
研究活動において展開される関係者や関係機関との折衝や調整をとおして、ケアシステムや教育システムにおいてマネジメントリーダーとしての役割を発揮し発展させることができる力。
専攻科 助産学専攻科
助産学専攻科では、産科医療の高度化ならびに助産実践の多様性に対応し、女性と母子およびその家族のニーズに応えることができ、科学的根拠に基づく高度な助産診断能力および助産技術をもつ人材の育成ならびに生命の尊厳と人間愛の精神を培い、助産師としての社会的使命と責務を認識し、安全で質の高い助産ケアを提供できる助産師の育成を目的とします。本学ではこれを実現するための教育体制を整えており、以下のような能力を身につけ、かつ所定の単位を取得した学生は修了が認定され、助産師国家試験受験資格が与えられます。
- ①助産学の専門知識と実践力を身につけ、助産師としての基礎的能力を修得している。
- ②生命の尊厳と人権の尊重に基づく倫理観をそなえ、助産師としての責務と役割を果たす能力を有している。
- ③専門職業人として、生涯に亘り自己の資質の向上に努めることができる。
- ④女性の一生における性と生殖に関する健康課題に対し、支援するための基礎的能力を有している。
森ノ宮医療大学 アセスメント・ポリシー(学修成果に対する評価の方針)
森ノ宮医療大学では、「臨床に優れ、かつ豊かな人間性に裏打ちされた医療人を育成する」という本学の建学の精神に則り、これらを実現するための教育活動の改善を推進しております。 更なる教育活動の充実を図ることを目的として、3つの方針(ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシー)に基づき、機関レベル(大学)・教育課程レベル(学科等)・科目レベル(授業・科目)の3段階で、下記の通り指標・方法を定め、学生の学修成果を客観的に評価し、教育活動の改善、質の向上に活用します。
評価レベル | 入学前・入学後 | 在学中 | 卒業時・卒業後 |
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機関レベル (大学) |
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教育課程 レベル (学科等) |
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科目レベル (授業・科目) |
入学前教育 |
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対応する方針 | 入学者受入れの方針 (アドミッション・ポリシー) |
教育課程編成・実施の方針 (カリキュラム・ポリシー) |
卒業認定・学位授与の方針 (ディプロマ・ポリシー) |