DEPARTMENT OF PHYSICAL THERAPY 総合リハビリテーション学部

理学療法学科 PREPARING FOR NATIONAL EXAM AND EMPLOYMENT RECORD

理学療法士 国家試験合格率

国家試験合格率

※本学の合格率は各年度3月卒業生実績

2024年度の国家試験では、全国平均を大きく上回る合格率98.2%を達成。過去5年間においていずれも全国平均を大きく上回っており、安定して高い合格率を達成しています。

POINT1多領域を網羅した国家試験対策講座を実施

国家試験に特化した内容の対策講座を開講。特に解剖学・生理学・運動学といった重要科目の対策を行います。また、理学療法士国家試験対策アプリを大学が無償提供。効率よく勉強できる環境を整えています。

POINT2過去問題や学生の成績を徹底的に分析するシステム

本番を想定して過去の国家試験問題にチャレンジします。結果をデータ化し、自身の得意分野や弱点がひと目でわかるように分析。教員も学生の得意分野や弱点を把握できるので、的確な受験指導を行えます。

卒業後の進路・就職実績

(2022~2024年の各3月卒業生実績)

就職率

大半の卒業生が医療機関へ就職

近年、理学療法士を養成する学校が増加していますが、本学ではこれまで培った信頼と実績、そして徹底した就職支援により、大半の卒業生が医療機関への就職を決めています。また、プロ野球チームのトレーナーとして活躍する先輩もいます。

過去3年間の主な就職実績

森之宮病院/加納総合病院/西宮渡辺病院/摂津医誠会病院/平成記念病院/東朋八尾病院/東大阪病院/淀川キリスト教病院/大阪労災病院/大阪暁明館病院/上山病院/東和病院/医誠会国際総合病院/千里中央病院/ 第二協立病院/阪奈中央病院/明生第二病院/おかたに病院/高槻病院/医真会八尾総合病院/星ヶ丘医療センター/八尾はぁとふる病院/馬場記念病院/ベルランド総合病院/浅香山病院/藤井病院/尼崎だいもつ病院/愛仁会リハビリテーション病院/ 医真会八尾リハビリテーション病院/わかくさ竜間リハビリテーション病院/千里リハビリテーション病院/兵庫県立リハビリテーション中央病院/大阪整形外科病院/医療法人天野整形外科/おおさかグローバル整形外科病院/AR-Ex尾山台整形外科/芦屋整形外科スポーツクリニック/あんしんクリニック/慶生会訪問看護ステーション/千葉ロッテマリーンズ

卒業生インタビュー

辻 歩高さん

[2021年3月卒業/大阪府・山田高等学校出身]

公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院/理学療法士

リハビリテーションで救える命がある。
信頼関係を構築できるプロをめざす。

高校時代に患者としてリハビリテーションを受け、身体の構造に興味をもったことが今の原点です。現在は、呼吸器外科や脳神経外科など幅広い診療科をもつ北野病院で、主に中枢疾患※1患者さんを担当しています。麻痺の方に対して歩行や動作の訓練をすることが多いのですが、症状や原因はさまざまで、画像所見が似ていても必要な訓練が異なるなど、非常に難しい分野です。自分自身で考え悩みながら、先輩方に相談しながら、患者さんに向き合っています。また、他職種との連携も盛んで、作業療法士や言語聴覚士とは密に情報を共有して、より精度の高いリハビリテーションを追求しています。
今後の目標はICUでのリハビリテーションチームに所属し、超急性期※2のリハビリに関わること。例えば人工呼吸器をつけた患者さんに対して、より早く人工呼吸器から離脱するために肺を膨らませやすい体位にしたり、痰を出しやすい姿勢にしたりすることで「命を救い、日常への復帰を促す」、そんなリハビリテーションに携わりたいと思っています。森ノ宮医療大学は、今でも在学中にお世話になった先生を訪ね、勉強会に参加するなど、医療人としての拠点です。これからも学び続け、患者さんに信頼される理学療法士をめざしたいです。

※1:脳腫瘍、脳卒中・脳血管障害など
※2:病気の発症や手術の直後の状態のこと

成山 侑希さん

[2022年3月卒業/兵庫県・鳴尾高等学校出身]

芦屋整形外科スポーツクリニック/理学療法士

在学中の学びを、臨床の現場で実践し、
さらに技術を磨き続ける。

高校時代にバスケットボール部のマネージャーを経験。選手のパフォーマンス向上に貢献することに喜びを感じる活動の中で、具体的なサポート方法としてテーピングに興味を持つように。身体の構造や運動について、さらに本格的に探求したいと考えたことが、理学療法士をめざすきっかけになりました。現在は、一般患者からプロのアスリートまで診療している整形外科のクリニックでリハビリテーションを担当しています。患者さんの症状に合わせて、関節や筋肉を正しく動かせるように、痛みが取れるように施術。時間に限りがあるので、その中でいかに速やかに状態を把握し、的確な処置ができるか、効果的な施術方法を考えられるか、臨床で経験を積みながら、技術を磨いています。その基礎になっているのは、在学中にご指導いただいた工藤先生の教えです。なぜ痛むのか?その原因を、エコーを使って目で確認しながら探っていく。仮説を立て、違ったら次を試す。そうして、わからないことをなくしていくというプロセスを、現場で実践しています。クリニックでは週に1回勉強会があるなど、知識や技術をスキルアップすることがやりがいになっています。さらに成長を重ね、多くの患者さんを笑顔にできるようになりたいです。

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卒業後のスキルアップを支援

森ノ宮適塾(森ノ宮医療大学 卒後教育センター主催)

臨床・教育・研究に優れた人材を育成する卒後教育センター。主に卒業生を対象にセミナーや症例検討会など、現場で役に立つ実践的な勉強会を開催しており、「森ノ宮適塾」もその1つです。さらなるスキルアップをめざす卒業生のために、症例検討会や計測スキル勉強会などをセミナーやワークショップ形式で開催。医療者として学び続ける卒業生をサポートします。

実施例

  • 「バイオメカニクスと理学療法」
  • 「高齢者のフィジカルアセスメントupdate」
  • 「大腿骨近位部骨折のリハビリテーションの再考」
  • 「変形性膝関節症の保存療法update」など

卒業生像

ディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

理学療法学科に4年以上在籍し、卒業要件単位数を取得したものに卒業が認定され、学士(理学療法学)の学位が授与されます。これは理学療法士国家試験受験資格となります。チーム医療に貢献できる協調性とより良い社会を目指す探究心を持ち、人に優しい理学療法を創造的に実践できるよう以下の能力を身につけた人材に学位を授与します。

[1]精度の高い専門的知識と専門技術

社会において必要とされる理学療法の役割を理解し、それぞれの専門領域において、実践に即した精度の高い専門知識を担保し専門技術を提供することができます。

[2]チーム医療で活躍するための幅広い知識と協調性・コミュニケーション能力

チーム医療を実践するために他職種の役割を理解し、チーム医療に必要なコミュニケーション・スキルを駆使して、患者とその家族のニーズに基づいた理学療法を提供することができます。

[3]豊かな人間力

他者への思いやりの心を持ち、人によりそう豊かな感性、その想いを医療の力にかえることのできる人間力、さらには生命と真摯に向き合う高い倫理観を育むことができます。

[4]主体的問題解決能力

理学療法が実践される場で、適切に適応し、患者、家族、あるいは地域の人々のニーズを的確に理解し、個別のニーズに応えられるよう主体的かつ創造的に問題を解決することができます。

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