大阪市×森ノ宮医療大学 特別講義「HPVワクチンの重要性と推奨意義」を行いました!
2024年07月29日(月)森ノ宮医療大学
2024年7月25日(木)、本学のコスモホールにて、学生・教職員を対象に、大阪市×森ノ宮医療大学 特別講義「HPVワクチンの重要性と推奨意義」を行いました。
講師には、日本産科婦人科学会専門医・指導医である高橋孝幸先生にお越しいただき、子宮頸がんやHPVワクチンについてお話いただきました。
20代から30代にかけて増加している子宮頸がんは、HPVワクチンの接種で90%以上の予防ができるそうです。以前は誤った情報が流れ、国として接種推奨を控えていた時期がありましたが、今回の講義でワクチンの正しい知識をご講演いただき、参加した50名以上の学生、教職員一人一人にとって、自身や家族の体について考えさせられる貴重な機会となりました。
講義では、HPVワクチンの接種率や子宮頸がん発症者数など、具体的な数値で現状をお話いただきました。また、実際に子宮頸がんを発症された方とそのご家族のドキュメンタリー映像も流れ、参加者の多くががんの怖さと、予防の大切さを認識しました。講義の最後に高橋先生は「子宮頸がんは人類が初めて克服できるがんです。今、日本では女性の半数が子宮頸がんを予防するワクチンがあること自体を知らない状況です。ぜひ友達や周りの方にお伝えください。」と話を締めくくりました。講義後の質疑応答では、「キャッチアップ世代にワクチン接種は有効なのか?」「1回しか接種をしなかった場合の効果はどうなのか?」など真剣な質問が寄せられました。また参加者の中には「無料で受けられるこの機会に接種してみようかな」「子どもにも推奨してみよう」といった声も聞かれ、HPVワクチンへの認識を変える有意義な時間となりました。