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「がんとはどんな病気?がん細胞と正常細胞はどこが違うの?」中学2・3年生対象「ひらめき☆ときめきサイエンス」を開催!

2024年12月25日(水)森ノ宮医療大学
  

2024年12月21日(土)に「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」を開催しました。このプログラムは大学等の研究機関で研究者が行っている科学研究費助成事業(科研費)の研究について、その中に含まれる科学の面白さを、我が国の未来を担う小中学生、高校生に分かりやすい形で直に伝え、科学的好奇心を刺激し、”ひらめき”、”ときめく”心の豊かさと知的創造性を育むことを目的としています。
 
テーマ
今回のプログラムは中学校2・3年生を対象としたもので、医療技術学部臨床検査学科 森誠司教授が「がんとはどんな病気?がん細胞と正常細胞はどこが違うの?」をテーマに講義や実習等を行い、中学2・3年生 13名が参加しました。また、実施協力者として、臨床検査学科 野田大孝助教、本学臨床検査学科の学生が参画しました。
 
プログラムの内容
はじめに「がん」とはどのような病気であるかについて講義を聞き、漠然と恐れるのではなく正しく理解することが大切であることを学びました。その後、胃がんや大腸がん等の樹脂包埋標本の観察をしたり、顕微鏡を使って正常な細胞とがんの細胞との違いを観察したり、培養された癌細胞からタンパク質を抽出したりとさまざまな実習を体験しました。参加者はこれまで使用したことがない実験器具を扱うのが難しかったと思いますが、森教授の解説や学生のサポートにより真剣に取り組む姿が印象的でした。
プログラムの最後には修了式が行われ、森谷正之副学長より参加者一人ひとりに「未来博士号」が授与されました。
 
参加者の反応
アンケートでは「細胞のメカニズムやがんについての知識が深まり、とても充実した1日になった。将来、薬の研究をしたいと思っていて、この経験を活かしたいと思った」、「先生方や大学生の方々がとてもやさしくて、空き時間にも説明してくれたりして、初めてのことでも楽しく、少しずつ理解しながらすることができました」等の感想がありました。