論文が掲載されました(作業療法学科 鍵野将平助教)
2025年03月21日(金)森ノ宮医療大学
このたび、総合リハビリテーション学部 作業療法学科 鍵野将平助教の論文が「Traffic injury prevention」に掲載されました。
Title:A study on brake-accelerator reaction times in elderly patients after artificial knee joint and hip joint replacement surgery
Journal:Traffic injury prevention. 2025 Mar: 1-8.
Authors:Kagino S, Tanaka H, Miyazaki N, Naito Y.
【研究の概要】
この研究では、膝や股関節の人工関節置換術(TKA・THA)を受けた方が、安全に自動車運転を再開できる時期を調べました。運転再開の目安を測るためドライビングシミュレーターを使用し、術前のアクセル・ブレーキ操作と比較して、術後の反応時間がどのように変化するかを分析しました。その結果、多くの方は、術後1週間で術前と変わりなく反応することが可能であることがわかりました。特に股関節の手術を受けた方の多くは、3週間後には術前よりもスムーズに操作できるようになっていました。
この研究は、人工関節手術後の運転再開の時期を考えるうえで参考になります。ただし、個人差もあるため、安全な運転をするには主治医と相談しながら再開のタイミングを決めることが重要です。
【教員データベース】
下記より研究者の業績等がご覧いただけます。
鍵野将平助教(作業療法学科)