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本学教員が心電学関連春季大会2025にて優秀演題賞を受賞しました(臨床工学科 稲田慎教授)

2025年05月24日(土)森ノ宮医療大学
  

4月26日(土)、京都市のみやこめっせで開催された「心電学関連春季大会2025」にて、医療技術学部 臨床工学科の稲田慎教授が優秀演題賞を受賞しました。
 
本大会は日本不整脈心電学会心電学委員会が主催しているもので、「心電学という窓を通して、人を診る」という理念のもと、最新の科学的知見と技術を駆使して心電学の未来を形作ることをテーマにしています。心電図検定やマルチモダリティと心電図の連関についても深く掘り下げるほか、基礎電気生理学や遺伝性不整脈などのトピックも取り上げ、基礎研究と臨床実践の両面からアプローチすることを目的に開催されました。当日は延べ約680名の方が参加され、盛況のうちに本大会は終了しました。
 
稲田教授は、ベストアブストラクト賞選考セッション(基礎)において「コンピュータシミュレーションを用いた右房への高頻度刺激による心房細動誘発性・持続性の検討」というテーマで演題発表を実施し、優秀演題賞に選ばれたものです。
 
【稲田教授からのコメント】
本研究は循環器、解剖学、医工学を専門とする研究者による医工連携研究であり、コンピュータシミュレーションを用い、心房細動の発生および持続のメカニズムの検討や、薬物アブレーション(焼灼)による治療の開発を目指しています。今回、実臨床で行われている高頻度刺激による心房細動を誘発させる手法をシミュレーションにおいても行い、不整脈の誘発性および持続性を検討しました。本研究結果は、心房細動のメカニズムを明らかにすることに加え、アブレーション治療の最適化など、新たな治療戦略の構築にもつながるものと考えています。
 
【教員データベース】
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