論文が掲載されました(理学療法学科 河西謙吾准教授)
2024年12月23日(月)森ノ宮医療大学
このたび、総合リハビリテーション学部 理学療法学科 河西謙吾准教授の論文が「Geriatric Orthopaedic Surgery & Rehabilitation」に掲載されました。
Title:Trunk Muscle Cross-Sectional Areas at Hip Fractures and Their Association With Recovery of Postoperative Gait Ability: A Multicenter, Retrospective Cohort Study
Journal:Geriatric Orthopaedic Surgery & Rehabilitation. 2024 Dec; 15: 2151459324130
8536.
Authors:Kawanishi K, Fukuda D, Tsutsumi M, Miyashita T, Katayama N, Yokomori M, Matsuzaki S, Kudo S.
WEB link:doi.org/10.1177/21514593241308536
【研究内容の概要】
大腿骨近位部骨折後には歩行能力が低下する方が多く、骨折前の生活が阻害されたり再転倒の危険も高まることが問題です。大腿骨の骨折のため下肢筋などへの注目が高いですが、高齢者に多い疾患であることを考慮し、我々は体幹筋に注目して本研究を実施しました。その結果、体幹筋の中でも多裂筋と大腰筋が歩行能力を改善させる上で重要であることを明らかにしました。
【河西准教授のコメント】
高齢者に多い大腿骨近位部骨折後の問題として下肢だけでなく体幹筋の中でも多裂筋と大腰筋の重要性を示すことができ、今後のリハビリテーションにおける介入の一助になると考えております。今後はこの研究結果をもとに、大腿骨近位部骨折後の体幹筋への効果的な治療アプローチを確立し、多くの患者様の苦痛を減らすような研究を行ってまいります。
【教員データベース】
下記より研究者の業績等をご覧いただけます。
河西謙吾准教授(理学療法学科)