本学の教員が執筆等にかかわった書籍を一部ご紹介します。
※2020~2022年度発行のものを掲載
運動学×解剖学×エコー
関節機能障害を「治す!」理学療法のトリセツ
編集:工藤 慎太郎
出版社:医学書院
出版年月:2023年2月

工藤慎太郎先生によるコメント
解剖学で関節周辺の構造を把握し、運動学で機能障害のメカニズムを理解し、エコーで徒手・運動療法を「見える化」する。これは、運動器疾患に対する理学療法の王道であり、本書では運動器理学療法の可能性を具体的かつ詳細に可視化して提示しています。『運動器理学療法のブレークスルーとなる一冊』や『運動器理学療法分野に革命を起こすバイブル』などの評価を一流の先生方から得られています。なお、販売開始前からAmazonや楽天などの大手ECサイトでは理学療法分野1位になりました。

保健医療学研究科
工藤 慎太郎先生
人工呼吸ケア
トラブル回避力アップガイド
超!使える危険予知トレーニング(KYT)シート30枚つき
監修:春田 良雄、長谷川 隆一
※医療技術学部臨床工学科 藤江建朗先生が、本書籍の「第2章 危険が潜むシーン@外来」の「Part.3 人工呼吸器」の「5
装着、挿管にまつわるトラブル」を執筆しました。
出版社:メディカ出版
出版年月:2022年12月

藤江建朗先生によるコメント
人工呼吸ケアに関わる全ての職種の方を対象に、良く直面するトラブル事例の原因や対処方法について、イラストを豊富に使用し解説しています。また、KYTシートをダウンロードすることが可能で、そのシートを使い、リスク、危険ポイント、対策樹立と目標設定などを学ぶことできる一冊となっています。

臨床工学科
藤江 建朗先生
鍼灸のことが気になったらまず読む本 Q&A 89
編著:寺澤 佳洋
※医療技術学部鍼灸学科 山下仁先生と増山祥子先生が、下記について執筆を担当しました。
Q12 鍼灸治療に禁忌はありますか? (山下)
Q13 鍼灸治療はどんな疾患や病態に効果がありますか?
(山下)
Q14 鍼灸治療にエビデンスはあるんですか?
(山下)
Q27 緩和ケアにおける鍼灸治療を教えてください(増山)
Q41 海外での鍼灸の資格はどのようになっていますか?(増山)
Q53 ドライ・ニードリングって何ですか?(山下)
Q86 鍼治療の技術革新について教えてください(山下)
出版社:中外医学社
出版年月:2022年8月

山下仁先生によるコメント
編集したのは、医師と鍼灸師の両方の免許を持つ自称「医はき師」寺澤佳洋先生です。医学と鍼灸の架け橋を目指す寺澤先生は、鍼灸に詳しい臨床家、研究者、医師らに広く執筆を依頼し、鍼灸学生だけでなく鍼灸師以外の医療職にも理解しやすい超入門書をまとめ上げました。はり(8)きゅう(9)にちなんで、Q&Aは89項目、発刊日は8月9日です。鍼灸を学ぶ最初の一冊に、医師が鍼灸を知る一冊に、鍼灸師が地域医療と連携するための一冊に、さまざまな場面で活用できる情報源です。

鍼灸学科
山下 仁先生

鍼灸学科
増山 祥子先生
看護診断の看護過程ガイド
ゴードンの機能的健康パターンに基づくアセスメント
編集:上野 栄一、西田 直子
※看護学部看護学科 内田宏美先生が、本書籍の「第2章 看護診断のアセスメント各論:解説と事例展開」の「7
自己知覚-自己概念」を執筆しました。
出版社:中央法規
出版年月:2022年8月10日

内田宏美先生によるコメント
看護学生と新人看護師を対象に、ゴードンの11の機能パターンを基に看護過程の展開の方法を具体的に分かり易く解説している本です。論の各章は、アセスメントの目的と方法、情報収集の内容、アセスメントの視点、NANDA-1の看護診断との関連、事例展開の流れで構成されているので、どこの章から読んでも看護過程をリアルに描きながら学べるだけでなく、看護の視点を認識でき看護観や哲学を感じ取りながら学習できます。

看護学科
内田 宏美先生
作業療法に役立つ臨床推論
―高次脳機能障害の生活障害を分析する推論思考過程の理解―
監修:三村 將 編集:酒井 浩、宮口 英樹、横井 賀津志
※総合リハビリテーション学部作業療法学科 田丸佳希先生が、本書籍の「第2章 臨床推論の基礎と推論過程」の「コラム
脳卒中および身体障害領域の臨床評価:介入編」を執筆しました。
出版社:三輪書店
出版年月:2022年9月

田丸佳希先生によるコメント
作業療法士は対象者の心身状況を評価し、各種疾患に対する臨床推論を行っています。本著では様々な疾患における臨床推論の実践例が紹介されています。私は分担執筆として、臨床推論をするにあたり、リハビリテーションの基盤とも言える運動学習理論の紹介や、学習プロセスの説明、またリハビリテーションの対象疾患として最も頻度が高い、「脳卒中」に着目し、エビデンスに基づく介入方法の紹介や実践例などをまとめて紹介しています。

作業療法学科
田丸 佳希先生
必修問題まんてんGET!2023(看護師国家試験対策ブック)
編集:看護師国家試験対策研究会
※看護学部看護学科 黒岩志紀先生が、本書籍の「Ⅲ 人体の構造と機能および健康障害と回復」の「11.
徴候と疾患」の「小児の疾患」を執筆しました。
出版社:メディカ出版
出版年月:2022年7月

黒岩志紀先生によるコメント
看護師国家試験の出題基準に沿って、基本的な重要項目がまとめられています。国家試験対策で繰り返し読み解く1冊として活用できると思います。サイズもコンパクトで軽く、携帯しやすくなっています。

看護学科
黒岩 志紀先生
ヘミングウェイ批評:三〇年の航跡
編著:日本ヘミングウェイ協会
※医療技術学部鍼灸学科
長尾晋宏先生が、本書籍P404~416の投稿論文「大きな二つの心臓のある川」再読--「黒いバッタ」と「茶色いバッタ」を執筆しました。
出版社:小鳥遊書房
出版年月:2022年4月8日

長尾晋宏先生によるコメント
日本ヘミングウェイ協会設立30周年を記念して出版された2冊本のうちの1冊です。本書は学会誌『ヘミングウェイ研究』の創刊号から20号まで、20年間に掲載された論文から25本を収録しています。内訳は特集論文から15本、投稿論文から9本、特別寄稿論文1本です。巻末には『ヘミングウェイ研究』の創刊号から20号までの目次も掲載されており、日本におけるヘミングウェイ批評の歴史と見取り図―海図―を示すものとなっています。

鍼灸学科
長尾 晋宏先生
マンガとエビデンスでわかるプラセボ効果
原案・解説:山下 仁、マンガ:犬養ヒロ、医学監修:児玉和彦
※大学院保健医療学研究科
山下仁先生が本書籍の原案(シナリオ作成)および解説を担当しました。
出版社:メディカ出版
出版年月:2021年7月

山下仁先生によるコメント
さまざまな場面で生じる「プラセボ効果」と「ノセボ効果」に関する、最新のエビデンスに基づいて作られたマンガと解説。「臨床の現場でどう捉えるか」についての医師コラムも掲載しています。プラセボ効果とノセボ効果によって起きる医療現場や日常生活での身近な現象について、修行僧の風来瀬坊(ぷらせぼう)と野瀬坊(のせぼう)のマンガ物語を通して楽しく学べます。医療者はもちろん、社会全体が正しい知識を得るための入門書です。

保健医療学研究科
山下 仁先生
東洋医学を応用したストレスケアの実際-ストレス科学との連携と協働-
編著者:津田 彰、本田 泰弘
※鍼灸学科 鍋田智之先生が本書籍の「睡眠障害」(P59~66)を、鍼灸学科
松熊秀明先生が「アレルギー疾患(アトピー性皮膚炎・喘息・アレルギー性鼻炎)」(P.92~98)を執筆しました。
出版社:錦房株式会社
出版年月:2021年6月

鍋田智之先生・松熊秀明先生によるコメント
ストレスに関する科学的知見と、伝統医学である東洋医学を応用したセルフケアを同時に学べ、ストレスで悩む多くの方々の健康維持・回復に役立つ本となっています。

鍼灸学科
鍋田 智之先生

鍼灸学科
松熊 秀明先生
助産師基礎教育テキスト
2022年版第7巻
ハイリスク妊産褥婦・新生児へのケア
責任編集:小林 康江
※助産学専攻科 三宅知里先生が、本書籍の「第4章
産褥期の異常とそのケア」の「1.子宮の異常とケア」および「2.感染や炎症を伴う異常とケア」を執筆しました。
出版社:日本看護協会出版会
出版年月:2022年2月
三宅知里先生によるコメント
「1.子宮の異常とケア」および「2.感染や炎症を伴う異常とケア」について「定義と病態」「診断と治療・管理」「助産ケア」の視点で執筆しました。

助産学専攻科
三宅 知里先生
新・医用放射線科学講座 放射線画像技術学 第2版
監修:小水 満、編集:石田 隆行
※診療放射線学科 西浦素子先生が本書籍の「乳房撮影法」(P123~137)を執筆しました。
出版社:医歯薬出版株式会社
出版年月:2022年3月

西浦素子先生によるコメント
X線撮影の基礎的内容から実践的な検査技術まで、診療放射線技師として身につけておきたい必修事項を完全網羅した書籍です。養成校の日常学習から国試まで教科書としてはもちろん、現場の技師にも役立つ有用なテキストです。現場で活躍する多くの診療放射線技師や診療放射線技師養成校に所属する大学教員により執筆された1冊です。
臨床病態学 (新ガイドライン準拠エキスパート管理栄養士養成シリーズ)
編集:伊藤 節子
※臨床検査学科 由谷親夫先生が本書籍の「11章 循環障害と循環器疾患」を執筆しました。
出版社:株式会社化学同人
出版年月:2022年2月(第1版 15刷)
由谷親夫先生によるコメント
国立循環器病研究センター病診部立ち上げおよび病理部長を経た担当著者の臨床病理診断経験、研究活動を元に執筆がなされています。循環障害は虚血、充血、うっ血、血栓症、塞栓症と小項目を設け、循環器疾患について高血圧、動脈硬化症、狭心症、心筋梗塞、狭心症と心筋梗塞の違い、心不全、左心不全と右心不全の違いと分けて述べています。章末には予想問題も作成しており、管理栄養士を目指す学生に役立つ書籍となっています。

臨床検査学科
由谷 親夫先生
心臓血管外科エキスパートが分析する“術中危機的状況” ピットフォールとリカバリー
監修:横山 斉
編集:夜久 均、種本 和雄、東 信良、志水 秀行、福井 寿啓、岡本 一真
※医療技術学部臨床工学科
加納寛也先生が、本書籍の「Ⅰ.人工心肺/心筋保護トラブル」を執筆しました。
出版社:南江堂
出版年月:2020年11月

加納寛也先生によるコメント
①静脈還流以上が存在する
②体外循環開始時にACTが目標値まで上がらない
③頭部rSO2が低下する
④大動脈遮断後もすぐに心拍が再開する
⑤体外循環終了後に急に血圧が低下した
上記5項について医師目線や臨床工学技士目線からの手術手技対応について説明しました。解剖学的・薬学的な点にも触れ心臓血管外科手術に関わる全ての医療従事者の強い味方になる一冊です。

臨床工学科
加納 寛也先生