本学の教員が執筆等にかかわった書籍を一部ご紹介します。
※2022~2024年度発行のものを掲載
Before-After動画から学ぶ 嚥下改善ポジショニング
監修:戸原 玄
編集:内田 学
※言語聴覚学科 南都智紀先生が、本書籍の「Ⅰ 総論」の「流涎・嗄声から考えられる嚥下障害」、「姿勢は嚥下にどう影響する?」の「頚部の問題で生じる嚥下障害」を執筆しました。
出版社:メジカルビュー社
出版年月:2025年3月30日
ISBN:978-4-7583-2280-5

南都智紀先生によるコメント
本書は、嚥下障害患者のポジショニング改善を通じて食事能力の向上を目指す実践書です。画像や動画を用いて具体的な介入方法を紹介しているため、嚥下障害に関わる多職種にも役立つ内容となっています。今回は、嚥下障害の基礎知識として、嚥下障害の兆候である流涎や嗄声の解説、さらに頭頸部姿勢と嚥下障害の関係性について解説しました。

言語聴覚学科
南都 智紀 先生
Crosslink 言語聴覚療法学テキスト 構音障害学
編集:南都智紀
※言語聴覚学科 南都智紀先生が、本書籍を編集、執筆しました。
出版社:メジカルビュー社
出版年月:2025年3月29日
ISBN:978-4-7583-2272-0

南都智紀先生によるコメント
編集・執筆を担当した本書では、言語聴覚士を目指す学生の教科書として、機能性・器質性・運動障害性構音障害を幅広く取り上げました。理解を深めやすい図表、症例の動画や音声データを使用して、学生の学びをサポートしています。私は専門分野である運動障害性構音障害の評価や訓練を執筆しています。臨床実習や現場で役立つ知識や技術が学べる一冊です。

言語聴覚学科
南都 智紀 先生
クリア言語聴覚療法3 高次脳機能障害
編著:浦野雅世・外山稔
※言語聴覚学科 中谷謙先生が、本書籍の「第3章-Ⅳ」の「視空間障害」を執筆しました。
出版社:建帛社
出版年月:2025年3月
ISBN:978-4-7679-4553-8

中谷謙先生によるコメント
高次脳機能障害とは、脳損傷により生じる言語、思考、行為、記憶、注意、認知などの障害を指し、近年、社会の感心が高まっています。本書は、言語聴覚士を目指す学生に適した高次脳機能障害の入門書です。第3章「高次脳機能障害の症状とリハビリテーション」のなかで、「視空間障害」(半側空間無視、構成障害など)について解説しました。

言語聴覚学科
中谷 謙 先生
最新言語聴覚学講座 摂食嚥下障害学
編著:倉智雅子
※言語聴覚学科 南都智紀先生が、本書籍の「第7章 疾患や病態に合わせたリハビリテーション」の「3.頭頸部腫瘍に伴う摂食嚥下障害」を執筆しました。
出版社:医歯薬出版株式会社
出版年月:2025年2月10日
ISBN:978-4-263-27075-2

南都智紀先生によるコメント
本書は、摂食嚥下障害を基礎から応用まで幅広く学べる、学生や現役ST向けのテキストです。多職種連携の視点を取り入れ、必要な知識と技術をわかりやすく解説しています。私は第7章「頭頸部腫瘍に伴う摂食嚥下障害」を担当し、特徴や症状に応じたリハビリテーションの考え方、臨床現場で使えるアプローチ方法について紹介しています。

言語聴覚学科
南都 智紀 先生
助産師基礎教育テキスト2025年度版
責任編集:小林康江
※助産学専攻科 緒方あかね先生が、本書籍の「第2章 妊娠期の異常とそのケア」の「1 産科合併症のある妊婦へのケア」の「4.胎児の異常とケア/5.胎児附属物の異常とケア」を執筆しました。
出版社:日本看護協会出版会
出版年月:2025年2月1日
ISBN-13:978-4-8180-2797-8
緒方あかね先生によるコメント
産科合併症のある妊産婦への疾患とそのケアについて執筆いたしました。

助産学専攻科
緒方 あかね 先生
最新作業療法学講座 精神障害作業療法学
編集:早坂 友成
※作業療法学科 小川泰弘先生が、本書籍の「8 ICF(環境因子)」の「ICFにおける物的環境」を執筆しました。
出版社:医歯薬出版
出版年月:2025年2月
ISBN:978-4-263-26723-3

小川泰弘先生によるコメント
本書は、精神障害に対する作業療法の基礎から疾患別の療法までを体系的に解説した必携の専門書で、ICF(国際生活機能分類)の視点を中心に構成されている点が大きな特徴です。
また、作業療法における理論と実践的知識が凝縮されており、今後の臨床に大いに役立つ資料として、学生や現役作業療法士の皆様にぜひ活用いただきたい1冊です。

作業療法学科
小川 泰弘 先生
高次脳機能障害リハビリテーションの掟
編著:種村 純、種村 留美
※言語聴覚学科 戸田淳氏先生が、本書籍の「8章 遂行機能障、前頭葉機能障害」の「各種の前頭葉機能および遂行機能の評価」を執筆しました。
出版社:中外医学社
出版年月:2025年1月
ISBN:978-4-498-42820-1

戸田 淳氏先生によるコメント
本書では、高次脳機能障害の診断・評価の基本から、失語症・失行・失認などの各障害に対する評価法、訓練・リハビリテーションの方法、さらには社会的支援に関する必須知識を1冊で学べる構成となっています。私は「遂行機能障害・前頭葉機能障害」を担当し、臨床で汎用される評価法を中心に概説しました。入門的な学びにも、知識のアップデートとしてもお役立ていただければ幸いです。

言語聴覚学科
戸田 淳氏 先生
基礎作業学 第4版
編集:濱口 豊太
※作業療法学科 小川泰弘先生が、本書籍の「Ⅲ 作業と精神心理」の「1 陶芸の精神・心理学」を執筆しました。
出版社:医学書院
出版年月:2024年12月
ISBN:978-4-260-05748-6

小川泰弘先生によるコメント
本書は、作業療法理論や陶芸などの具体的な作業の治療的意義やその手順の紹介にとどまらず、それらの作業を治療としてどのように活用できるかを、事例を交えながら詳しく解説しています。
また、実践の基礎となるエビデンスや科学的な考え方にも触れ、作業学の導入から実習前の学習、さらには国家試験対策にいたるまで、幅広く対応した内容となっています。

作業療法学科
小川 泰弘 先生
クリア言語聴覚療法6 成人発声発語障害
編著:椎名英貴、中山剛志
※言語聴覚学科 南都智紀先生が、本書籍の「第6章 運動障害性構音障害」の「Ⅳ.言語聴覚療法」の「機能障害に対するアプローチ」を執筆しました。
出版社:建帛社
出版年月:2024年8月
ISBN:978-4-7679-4556-9

南都智紀先生によるコメント
本書は、運動障害性構音障害(dysarthria)、発語失行、がんによる器質性構音障害、喉頭摘出後の発話障害を疾患別にわかりやすく解説しています。現場で役立つ情報を豊富に盛り込み、初学者にも理解しやすい構成となっています。私は「第6章 運動障害性構音障害」の「Ⅳ.言語聴覚療法」の「機能障害に対するアプローチ」を担当し、実践に役立つ知識や技術をまとめました。臨床に携わる言語聴覚士の一助となることを願っています。

言語聴覚学科
南都 智紀 先生
鍼灸安全対策マニュアル
監修:坂本歩
編集:形井秀一、全日本鍼灸学会臨床情報部安全性委員会
※鍼灸学科 仲村正子先生が、本書籍の「11章 禁忌と注意」を執筆しました。
出版社:医歯薬出版株式会社
出版年月:2024年7月
ISBN:978-4-263-24099-1

仲村正子先生によるコメント
鍼灸師が臨床で遭遇することの多いアクシデントやインシデントへの対策を最新の考え方に基づいて解説しています。私は、鍼灸治療の禁忌と注意すべきポイントの章を担当しました。最新の知見に基づいた安全な治療を実施するため、ぜひ治療院に一冊常備していただきたいです。

鍼灸学科
仲村 正子 先生
運動器疾患の「なぜ?」がわかる臨床解剖学 第2版
編集:工藤 慎太郎
出版社:医学書院
出版年月:2024年3月
ISBM:978-4-260-05438-6

工藤慎太郎先生によるコメント
2012年に出版された理学療法や作業療法の実習生、若手理学療法士のバイブルになった本の第2版です。この12年でアップデートされた最新研究のデータを追加し、カラーになりました。運動器疾患の症候がなぜ生じているかを解剖学的・運動学的に解説しています。前版は韓国語や中国語に翻訳され、東アジア圏でも販売されています。第2版も既に中国語での翻訳が決定しました。

理学療法学科
工藤 慎太郎先生
診療放射線技術 改訂第15版
監修:小塚隆弘、富山憲幸
編集:土井司、石田隆行、藤埜浩一、隅田伊織
※医療技術学部診療放射線学科 山本浩一先生が、本書籍の「第5章 X線画像技術学」の「Ⅱ .X線造影撮影法」の「A .造影剤」を執筆しました。
※医療技術学部診療放射線学科 小縣裕二先生が、本書籍の「第3章 医療画像情報学 Ⅱ.医療画像情報工学 C.X線画像処理 ③臨床における画像処理」、「第4章X線画像機器工学 Ⅰ.X線装置 B.X線画像検出装置 ②コンピューテッドラジオグラフィ(CR)」、「第4章X線画像機器工学 Ⅰ.X線装置 B.X線画像検出装置 ③X線平面検出器(FPD)」を執筆しました。
出版社:南江堂
出版年月:2024年3月
ISBM:978-4-524-23241-3

山本浩一先生によるコメント
本書は診療放射線技術学を体系的に網羅しているため、診療放射線技師養成課程の教科書として広く用いられています。その書籍の新版改訂の際にX線造影剤と薬理作用との連関について執筆させて頂きました。
診療放射線技師へのタスク・シフト/シェア推進により、診療放射線技師が静脈路の確保、造影剤の注入、放射線装置の操作まで一連の業務として行えるようになりました。その業務に必要となる造影剤に関する基礎知識を修得してもらえるよう情報を盛り込むようにしました。

診療放射線学科
山本 浩一先生
小縣裕二先生によるコメント
本書は診療放射線技師を志す学生用の教科書で、上巻・下巻の2冊で診療放射線技術を系統的に網羅しています。初版は半世紀以上前の1971年に刊行され、その後最新の技術や情報を盛り込むため3、4年ごとに改訂され続けており、この度は改訂第15版が出版されました。ちなみに私は学生時代、第5版で勉強しました。この伝統ある本書の第11版より執筆者に加えていただけていることを嬉しく思っています。

診療放射線学科
小縣 裕二先生
東アジア伝統医療文化の多角的考察
編集:大形徹・武田時昌・平岡隆二・髙井たかね
※医療技術学部鍼灸学科 熊野弘子先生が、本書籍の「第13章 道三流の七表八裏九道脈と対脈―現代と比較して」を執筆しました。
出版社:臨川書店
出版年月:2024年2月29日
ISBM:978-4-653-04576-2
熊野弘子先生によるコメント
京都大学人文科学研究所拠点共同研究の成果論文集です。文理横断的な視点から東アジア伝統医療文化・歴史が考察されています。

鍼灸学科
熊野 弘子先生
認知力アップ!脳トレパズル200日間
著者:大原英樹
監修:松下太
出版社:辰巳出版株式会社
出版年月:2023年12月11日
ISBM:9784777830718

松下太先生によるコメント
他の脳トレ本よりも倍近い40種類のパズルで構成されています。脳トレは継続が第一です。様々なジャンルのパズルを徐々に難易度を上げることで、飽きずに毎日続けれられます。記憶力・語彙力・判断力・発想力・計算力が高まり総合的な「認知力」が大幅にアップします。「名前が出てこない」「約束を忘れてしまう」「物を置いた場所が分からなくなる」「上手く言い返せない」「とっさに判断できない」といった日常で起きるちょっとした悩みが解消されます。

作業療法学科
松下 太先生
漢字・言葉5分脳トレ200日間 もの忘れ防止SP
著者:三輪良孝・大原英樹
監修:松下太
出版社:辰巳出版株式会社
出版年月:2023年9月20日
ISBM:9784777830640

松下太先生によるコメント
1日5分「漢字・言葉」の楽しい問題を解くだけで、脳の働きが改善され、集中力・記憶力・判断力がアップして、言葉もすらすらと出るようになります。1ページにメイン問題とサブ問題2問を1日分として掲載し、200日間分の脳トレ用漢字言葉問題を掲載しています。

作業療法学科
松下 太先生
できるエンジニアと言われるために3年目までに知っておきたい112のこと
編集:石井宜大、奥田晃久、相良文
※医療技術学部臨床工学科 藤江建朗先生が、本書籍の「キカイ屋さんになっちゃダメ‼患者さんに注目してアセスメントをしよう(主に努力呼吸、シーソー呼吸、不同調)」を執筆しました。
出版社:株式会社Gakken
出版年月: 2023年7月25日
ISBN_10:4-05-520046-3 / ISBN_13:978-4-05-520046-2

藤江建朗先生によるコメント
できる臨床工学技士とは何が求められるのか。積極性、努力する姿勢、円滑なコミュニケーションなど様々あります。この書籍では、臨床工学技士が3年目までに知っておいてほしことをリストアップし、第一線で活躍ししている多数の臨床工学技士が執筆に関わった書籍です。私は患者さんの努力呼吸などに関するフィジカルアセスメントを担当しました。

臨床工学科
藤江 建朗先生
老年看護学実習ハンドブック
編集:濱吉美穂
※看護学部看護学科 外村昌子先生が、本書籍の「第4章 対象の特徴理解―病態・症候別に臨地実習で学んでほしいこと」の「2.廃用症候群のある高齢者」を執筆しました。
出版社:中央法規出版
出版年月:2023年6月20日
ISBM:978-4-8058-8896-4

外村昌子先生によるコメント
本書は、老年看護学実習を全力サポートし、看護学生さんが困りがちな内容をQ&Aでまとめ、実習前・後にも活用できる1冊です。
日常的に高齢者と接する経験がない看護学生さんにとって、高齢者特有の「個別性の高さ」や「マルチモビディティ(多疾患併存)」の問題から、全体像を把握して看護援助を考えることに難しさがあります。本書は高齢者とのコミュニケーション、アセスメントのポイントやツールの活用法、実習先の特徴、実習指導者とのかかわり方など、わかりやすく紹介しています。

看護学科
外村 昌子先生
在宅ケアの悩みごと解決マップ
ケースで現場の問題「見える化」します
編著:堂囿俊彦・角田ますみ・北西史直・中村美智太郎
※看護学部看護学科 武ユカリ先生が、本書籍の「CASE14:家族が威圧的な言動や支払い拒否をするとき『ウチのやり方でやってちょうだい!』」、及び、「CASE15:利用者のセクハラ行為がエスカレートするとき『怖くて訪問できません…』」を執筆しました。
出版社:医歯薬出版株式会社
出版年月:2023年3月
ISBM:978-4-263-73212-0

武ユカリ先生によるコメント
在宅ケアではその人らしさを大切にして、1人のサービス利用者と家族を多職種のチームで支えています。しかし、在宅現場で遭遇するケースには、尊厳や倫理をめぐる問題があり、簡単に解決できません。そんな在宅医療・ケアの倫理的課題を医師・看護師と倫理学者がコラボし、問題を「見える化」しました。そして「考えるためのヒント」を分かりやすく提示し、共に考える方法論を教育学者らがコンパクトに解説しています。

看護学科
武 ユカリ先生
運動学×解剖学×エコー
関節機能障害を「治す!」理学療法のトリセツ
編集:工藤 慎太郎
出版社:医学書院
出版年月:2023年2月

工藤慎太郎先生によるコメント
解剖学で関節周辺の構造を把握し、運動学で機能障害のメカニズムを理解し、エコーで徒手・運動療法を「見える化」する。これは、運動器疾患に対する理学療法の王道であり、本書では運動器理学療法の可能性を具体的かつ詳細に可視化して提示しています。『運動器理学療法のブレークスルーとなる一冊』や『運動器理学療法分野に革命を起こすバイブル』などの評価を一流の先生方から得られています。なお、販売開始前からAmazonや楽天などの大手ECサイトでは理学療法分野1位になりました。

保健医療学研究科
工藤 慎太郎先生
今日の治療指針
私はこう治療している Today's Therapy 2023
総編集:福井 次矢、高木 誠、小室 一成
※大学院看護学専攻 冨田哲也先生が、本書籍の「体軸性脊椎関節炎」及び「乾癬性関節炎」を執筆しました。
出版社:医学書院
出版年月:2023年1月1日
ISBM:978-4-260-05035-7

冨田哲也先生によるコメント
『今日の治療指針』はその初版が1959年に出版され、本書で第65巻となります。本書の最大の特色である「すべての項目について毎年見直したうえで、新たな執筆者による書き下ろし原稿に基づく」という初版以来の編集方針に則り、2023年版は全27章、1,180項目について1,160名の優れた臨床家の先生方が執筆しています。体軸性脊椎関節炎と乾癬性関節炎の治療について私が担当しています。

大学院 看護学専攻
冨田 哲也先生
人工呼吸ケア
トラブル回避力アップガイド
超!使える危険予知トレーニング(KYT)シート30枚つき
監修:春田 良雄、長谷川 隆一
※医療技術学部臨床工学科 藤江建朗先生が、本書籍の「第2章 危険が潜むシーン@外来」の「Part.3 人工呼吸器」の「5 装着、挿管にまつわるトラブル」を執筆しました。
出版社:メディカ出版
出版年月:2022年12月

藤江建朗先生によるコメント
人工呼吸ケアに関わる全ての職種の方を対象に、良く直面するトラブル事例の原因や対処方法について、イラストを豊富に使用し解説しています。また、KYTシートをダウンロードすることが可能で、そのシートを使い、リスク、危険ポイント、対策樹立と目標設定などを学ぶことできる一冊となっています。

臨床工学科
藤江 建朗先生
掌蹠膿疱症性骨関節炎診療の手引き2022
編集:日本脊椎関節炎学会
※大学院看護学専攻 冨田哲也先生が、編集委員会研究代表者として本書籍を執筆しました。
出版社:文光堂
出版年月:2022年9月5日
ISBM:978-4-8306-3479-6

冨田哲也先生によるコメント
日本人に多くみられる掌蹠膿疱症性骨関節炎(PAO)について、標準的な診療を体系立てて解説した手引きです。PAOは病巣感染巣に対する治療が重要で、横断的な診療連携が求められるため、整形外科、リウマチ膠原病内科、皮膚科のみならず耳鼻咽喉科、歯科領域など様々な立場から意見をまとめています。エビデンスの少ない本疾患の診療指針を示す画期的な1冊です。

大学院 看護学専攻
冨田 哲也先生
鍼灸のことが気になったらまず読む本 Q&A 89
編著:寺澤 佳洋
※医療技術学部鍼灸学科 山下仁先生と増山祥子先生が、下記について執筆を担当しました。
Q12 鍼灸治療に禁忌はありますか? (山下)
Q13 鍼灸治療はどんな疾患や病態に効果がありますか?(山下)
Q14 鍼灸治療にエビデンスはあるんですか?(山下)
Q27 緩和ケアにおける鍼灸治療を教えてください(増山)
Q41 海外での鍼灸の資格はどのようになっていますか?(増山)
Q53 ドライ・ニードリングって何ですか?(山下)
Q86 鍼治療の技術革新について教えてください(山下)
出版社:中外医学社
出版年月:2022年8月

山下仁先生によるコメント
編集したのは、医師と鍼灸師の両方の免許を持つ自称「医はき師」寺澤佳洋先生です。医学と鍼灸の架け橋を目指す寺澤先生は、鍼灸に詳しい臨床家、研究者、医師らに広く執筆を依頼し、鍼灸学生だけでなく鍼灸師以外の医療職にも理解しやすい超入門書をまとめ上げました。はり(8)きゅう(9)にちなんで、Q&Aは89項目、発刊日は8月9日です。鍼灸を学ぶ最初の一冊に、医師が鍼灸を知る一冊に、鍼灸師が地域医療と連携するための一冊に、さまざまな場面で活用できる情報源です。

鍼灸学科
山下 仁先生

鍼灸学科
増山 祥子先生
看護診断の看護過程ガイド
ゴードンの機能的健康パターンに基づくアセスメント
編集:上野 栄一、西田 直子
※看護学部看護学科 内田宏美先生が、本書籍の「第2章 看護診断のアセスメント各論:解説と事例展開」の「7 自己知覚-自己概念」を執筆しました。
出版社:中央法規
出版年月:2022年8月10日

内田宏美先生によるコメント
看護学生と新人看護師を対象に、ゴードンの11の機能パターンを基に看護過程の展開の方法を具体的に分かり易く解説している本です。論の各章は、アセスメントの目的と方法、情報収集の内容、アセスメントの視点、NANDA-1の看護診断との関連、事例展開の流れで構成されているので、どこの章から読んでも看護過程をリアルに描きながら学べるだけでなく、看護の視点を認識でき看護観や哲学を感じ取りながら学習できます。

看護学科
内田 宏美先生
必修問題まんてんGET!2023(看護師国家試験対策ブック)
編集:看護師国家試験対策研究会
※看護学部看護学科 黒岩志紀先生が、本書籍の「Ⅲ 人体の構造と機能および健康障害と回復」の「11. 徴候と疾患」の「小児の疾患」を執筆しました。
出版社:メディカ出版
出版年月:2022年7月

黒岩志紀先生によるコメント
看護師国家試験の出題基準に沿って、基本的な重要項目がまとめられています。国家試験対策で繰り返し読み解く1冊として活用できると思います。サイズもコンパクトで軽く、携帯しやすくなっています。

看護学科
黒岩 志紀先生
リウマチ病学テキスト 改訂第3版
編集:日本リウマチ財団教育研修委員会、日本リウマチ学会生涯教育委員会
※大学院看護学専攻 冨田哲也先生が、編集委員長として本書籍を執筆しました。
出版社:南江堂
出版年月:2022年6月20日
ISBM:978-4-524-23158-4

冨田哲也先生によるコメント
日本リウマチ財団教育研修委員会、日本リウマチ学会生涯教育委員会の共同編集による、臨床リウマチ病学診療を網羅したテキストの改訂第3版です。改訂第2版刊行以降のこの領域の進歩を盛り込むとともに、新規項目も拡充し、より充実した内容となりました。リウマチ専門医を目指す医師の自己学習、専門医取得者のフォローアップ、またリウマチ病診療に関わる医師の知識更新に役立つ必携書です。

大学院 看護学専攻
冨田 哲也先生
ヘミングウェイ批評:三〇年の航跡
編著:日本ヘミングウェイ協会
※医療技術学部鍼灸学科 長尾晋宏先生が、本書籍P404~416の投稿論文「大きな二つの心臓のある川」再読--「黒いバッタ」と「茶色いバッタ」を執筆しました。
出版社:小鳥遊書房
出版年月:2022年4月8日

長尾晋宏先生によるコメント
日本ヘミングウェイ協会設立30周年を記念して出版された2冊本のうちの1冊です。本書は学会誌『ヘミングウェイ研究』の創刊号から20号まで、20年間に掲載された論文から25本を収録しています。内訳は特集論文から15本、投稿論文から9本、特別寄稿論文1本です。巻末には『ヘミングウェイ研究』の創刊号から20号までの目次も掲載されており、日本におけるヘミングウェイ批評の歴史と見取り図―海図―を示すものとなっています。

鍼灸学科
長尾 晋宏先生